【1438】クリニカルパスとバリアンス

~病院職員が、安心して、仕事の生産性高く、充実して働ける未来の一助へ~

中神勇輝です!

1438日目。「病院経営の理論と実践塾」より、日々の学びや気づきをお知らせします(^_^)

しばらく医療経営士の試験対策も兼ねて、長英一郎さん作成の医療経営士1級の予想問題集より学びをシェアします。

(こちらは旧年度版です。最新版は、以下からどうぞ。)

今日のテーマは「クリニカルパスとバリアンス」について。

クリニカルパスには、医療の標準化と、多職種連携を促進する効果があります。

しかし、いつも、その標準的な治療とおりに進むか、というと、そうではありません。

クリニカルパスは、治療の工程表とも言われますが、その工程表とズレる、バリアンスが起きるのは、どういう時か?

3つの視点から考えてみましょう。

1つ目は、患者の視点です。

患者自身の合併症や、転倒や転落など、患者の状況によって起きる遅れのズレです。

2つ目は、医療者の視点です。

スタッフによる単純な検査のオーダー漏れによる治療の遅れや、他の患者の手術時間が伸びてしまって、予定通り手術室に入れなかったり、など。
こういったことはは、医療機関側の遅れとして起きます。

3つ目は、社会的要因です。

患者側や医療者側に大きな過失がなかったとしても、治療の経過が想定通りにいったとしても、退院日に、受け入れる側の準備が整っていないこともあります。
在宅の家族のサポートが困難なこと、退院後の施設が受け入れられないこと、などですね。
そういった社会的要因によるバリアンス(ズレ)が生じます。

この3つの視点から、クリニカルパス通りにいくか、退院まで問題なく進むか、切り口としてチェックしたいですね。

以上です。では、また明日(^-^)v

(当該内容は、私の所属する組織とは一切関係はなく、全ての文責は私個人に属します。)

テーマについて、ご要望あれば、コメントをどうぞ。

◇病院経営の見える化について公開講座(動画)の講師をする機会を頂きました。感謝(^_^)
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この記事を書いたのは、こんな人。
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地方の中小病院に勤務する医事課畑出身の企画部門所属にする医療経営士2級。
名は、中神勇輝と申します。今年、医療経営士1級を受験予定。
(可能なら中小企業診断士も受験する予定。)
趣味は、ピアノとドラムと家庭菜園と筋トレ(HIIT最高!)と読書。
(記載内容は、所属する医療機関の発言でなく個人の意見です)

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