【理論と実践】本業以外にどんな費用があるの?

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令和4年12月12日 病院経営の理論と実践 1674号

■本業以外にどんな費用があるの?

中神勇輝(なかがみゆうき)
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おはようございます。中神です。

昨日は、医業外収益について触れましたが、今回は、医業外費用です。
コスト、ですね。

医療法人における本業以外の費用について確認してみましょう。

○支払利息
長期借入金、短期借入金の支払利息

病院は高額建築が多いので、借入金の返済や支払利息は捨ておけない項目と思います。
利子率次第で、利息の金額も大きく変わりますので、借り換え(銀行の変更)という選択肢も有り得ます。
自院の利息がどの程度か、チェックしておきたい項目です。

○有価証券売却損
売買目的等で所有する有価証券を売却した場合の売却損

そこまで影響はないでしょう。

○患者外給食用材料費
従業員等患者以外に提供した食事に対する材料費。
ただし、給食業務を委託している場合には、患者外給食委託費とする。

職員に対して、給食サービスを行なっている場合、かかってきますね。

○診療費減免額
患者に無料または低額な料金で診療を行う場合の割引額など

上記の通りです。

○医業外貸倒損失
医業未収金以外の債権の回収不能額のうち、貸倒引当金で填補されない部分の金額

貸倒れ引当金とは、貸し倒れることを前提として、お金を避けておいて、必要時、そこから使うようなものです。
回収不能額が、それよりも大きければ、補填し切れないので、さらにコストがかかりますね。

○貸倒引当金医業外繰入額
当該会計期間に発生した医業未収金以外の債権の発生額うち、回収不能と見積もられる部分の金額

上記の通りです。

○その他医業外費用
前記の科目に属さない医業外費用。ただし、金額が大きいものについては、独立の科目を設ける。

以上です。
身近なものもあれば、関わることが一切無さそうなものまでいろいろな費用がありましたね。

では、また明日(^-^)v

(当該内容は、私の所属する組織とは一切関係はなく、全ての文責は私個人に属します。)

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この記事を書いたのは、こんな人。
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地方の中小病院に勤務する医事課畑出身の企画部門所属にする医療経営士2級。
名は、中神勇輝。2023年、医療経営士1級を受験予定。
(可能なら中小企業診断士も受験する予定。)
趣味は、ドラムと家庭菜園と筋トレ(HIIT最高!)と読書。

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