【理論と実践】経営企画部門の業務内容の現状と課題

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令和4年12月3日 病院経営の理論と実践 1665号

■経営企画部門の業務内容の現状と課題

中神勇輝(なかがみゆうき)
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おはようございます。中神です。

しばらく経営企画とは?ということについて考えていきたいと思います。

今日は、経営企画部門の業務内容の現状と課題、というお題です。

1、業務内容

病院によって、いろいろだと思いますが、こんなことが考えられます。

経営会合の運営
目標管理活動の運営
月次経営データの集計・分析・報告書の作成)
予算実績管理・資金繰り表の作成
プロジェクトへの参画
中期計画・法人事業計画の策定・フォロー
原価計算の作成・報告
各診療科や各部署への支援

など、ですね。

2、経営企画部門の現状と課題

明確な定型業務が少ないですね。
例えば、医事課でいう、受付やレセプト業務など。
そのため、何をやっているかよく分からない、無くても病院の業務は回るのでは?と思われがちです。
明確な経営貢献というものが見えにくいのが課題ですね。

ただ、環境変化が小さい時代なら、企画部門は無くてもよかったかもしれませんが、
今は、VUCAの時代と言われるように

Volatility(変動性)
Uncertainly(不確実性)
Complexity(複雑性)
Ambiguity(曖昧性)

変化のスピードが速い。
不確実な時代。
複雑性や曖昧さが増していることから、
定型業務・固定的な概念だけでは、変化する患者ニーズや地域のニーズに応えられない。

といったように、有ったら良い、から、無くてはならない部門になってきていると思います。

とはいえ、まだまだ、その意義が不明確ですので、
その不明確さを解決するためには、
経営企画で何をするのか、どんな効果があるのか、ということを言語化することが必要だと思いますね。

以上です。では、また明日(^-^)v

(当該内容は、私の所属する組織とは一切関係はなく、全ての文責は私個人に属します。)

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この記事を書いたのは、こんな人。
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地方の中小病院に勤務する医事課畑出身の企画部門所属にする医療経営士2級。
名は、中神勇輝。2023年、医療経営士1級を受験予定。
(可能なら中小企業診断士も受験する予定。)
趣味は、ドラムと家庭菜園と筋トレ(HIIT最高!)と読書。

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