【理論と実践】データベースの三層スキーマと、主キー・外部キー(中小企業診断士試験・経営情報システム)
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令和5年3月23日 病院経営の理論と実践 1775号
■データベースの三層スキーマと、主キー・外部キー
中神勇輝(なかがみゆうき)
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おはようございます。中神です。
〜最近のブログのテーマ〜
・平日は、中小企業診断士関係
・土日は、医療・介護経営関係
〜今日のテーマ〜
本日の内容は、 経営情報システムです。過去問を解く中での要復習ポイントです!
【データベースの三層スキーマ】
データーベースの構造や種類、管理システムについて、出題頻度が高い用語は、三層スキーマですね。
データ内容・データ構造などについて、スキーマと呼ばれる階層ごとに3つに分けた概念です。
一問一答で用語を確認していきましょう。
データの論理構造をデータモデルに従って定義したものであり、
リレーショナルデータベースにおける、テーブル及び「関係表」の定義に相当するものを、
「概念スキーマ」と言います。
キーワードは、関係性、ですね。
次に、概念スキーマから、データベース利用者に必要なデータを抜き出したものであり、
リレーショナルデータベースにおけるビューに相当し、
「アプリケーションからのデータ入出力」など、データベースの外部から見た仕様を定義しているものを、
「外部スキーマ」と言います。
アプリケーションといったアウトプットの部分ですね。
物理レコードサイズや物理格納位置など、データの「物理的な格納方法」を提示したものであり、
リレーショナルデータベースにおけるインデックスやデータファイル配置、
磁気ディスク装置へのデータの記録などに相当するものを、
「内部スキーマ」と言います。
まさに内側・物理的な部分、ですね。
〜関連過去問〜
(平成25年度 第8問)
(令和1年度 第9問)
【主キーと外部キー】
「主キー」とは、
リレーショナルデータベースである「レコード」を特定する際に、
その項目が定まれば対象のレコードが「一意」に特定できる項目のことです。
「外部キー」とは、
その値が別の表の主キーの値に対応している列、または列のセットを言います。
過去問を一つ見てみましょう。
「リレーショナルデータベースでは、定義された複数の表に様々なデータを格納して処理を行う。
A 表(商品コードを主キーとする)と B 表(商品コードを外部キーとする)の2つの表がある場合、
参照の完全性(参照整合性ともいう)を保つために必要な事柄として、
最も適切なものを下記の解答群から選べ。」
ア)B 表の外部キーの値には重複や空の値があってはならない。
→不適切。重複も空白もO。というか普通に有り得る。
イ)B 表の外部キーの値は A 表の主キーに存在しなければならない。
→適切。
ウ)B 表の行は削除できるが、A 表の行は削除できない。
→不適切。B表で使用されていないならOK。
エ)商品に関するデータが未登録であった場合、B 表にデータ入力を行う。
→不適切。A表に入れる。
ですね。私は、「ウ」と思いましたが、上記の通り、B表で使用されていないのであればOKですね。
リレーショナルデータベースの参照整合性が保たれている場合、
外部キーの列に格納されている値を用いて、
参照先のテーブルの主キーと一致するレコードを一件特定できます。
(外部キーの列に格納されている値が空白の場合を除く)
これは、過去問に慣れるしかないですね。
〜関連過去問〜
(平成28年度 第8問)
以上です。では、また明日(^-^)v
(当該内容は、私の所属する組織とは一切関係はなく、全ての文責は私個人に属します。)
テーマについて、ご要望あれば、コメントをどうぞ。
◇病院経営の見える化について公開講座(動画)の講師をする機会を頂きました。感謝(^_^)
この記事を書いたのは、こんな人。
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地方の中小病院に勤務する医事課畑出身の企画部門所属にする医療経営士2級。
名は、中神勇輝。2023年、医療経営士1級を受験予定。
(可能なら中小企業診断士も受験する予定。)
趣味は、ドラムと家庭菜園と筋トレ(HIIT最高!)と読書。