【理論と実践】地域医療連携推進法人の趣旨とメリット
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令和5年11月26日 病院経営の理論と実践 2023号
■地域医療連携推進法人の趣旨とメリット
中神勇輝(なかがみゆうき)
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おはようございます。中神です。
【制度の趣旨と概要】
少子高齢化の進展による医療需要及び医療ニーズの変化並びに
医療の担い手の減少が見込まれる2040年に向けて、
地域の医療資源の有効活用と地域の医療・介護の連携等を促進する。
と言われます。
地域医療連携推進法人に参加し、医療連携に関する業務を行い、
ヒトやモノの融通を通じ、区域内(原則、構想区域内)の医療機関等が連携する機会になります。
たとえば、
・診療科・病床の再編(病床特例の適用)
・医師等の共同研修
・医薬品等の共同購入等の医療連携推進業務
(参加法人への資金貸付や関連事業者への出資は不可)
一方、法人設立の障壁になりそうこととして、
予算や借入金の決定等、参加法人が重要 事項を決定する場合は、
連携法人に対し意見照会を行う必要があります。
上記について、新類型の参加を促すため、一部の事項を除き、これを不要とできないか、
という提案もあります。
【制度のメリット】
・意見交換や情報交換
顔の見える関係が構築
・連携強化、地域医療構想の推進
患者の紹介・逆紹介、転院が円滑
病床変更による役割分担により地域医療構想の実現に寄与
病床稼働率が改善
・医療の質の向上、その他
質の高い共同研修が開催
医師確保において単独よりも交渉力が増す
医薬品の共同購入による経済効果
(第9回地域医療構想及び医師確保計画に関するワーキンググループ
令和4年10月27日 資料3)
以上です。では、また明日(^-^)v
(当該内容は、私の所属する組織とは一切関係はなく、全ての文責は私個人に属します。)
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この記事を書いたのは、こんな人。
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地方の中小病院に勤務する医事課畑出身の企画部門所属にする医療経営士2級。
中神勇輝。2023年、医療経営士1級を受験。無事1次は通過、次は2次試験。
(2023年、中小企業診断士の1次試験は無事通過。次は2次試験)
趣味は、ドラムと家庭菜園と筋トレ(HIIT最高!)と読書。