【1261】会計と戦略とマーケティングと

~病院職員が、安心して、仕事の生産性高く、充実して働ける未来の一助へ~

ナカガミです。今日は、この5冊の本の紹介です。過去ブログで紹介した内容の引用です。

「(会計)チェックしておくべき項目、考え方は??」、
「(マーケティング)どのような手順で行っていくか?ポイントは何か??」、
「多角化を進めるポイントは?」、
「借り入れと経営について学ぶ。」、
「差別化、強コンピタンスを、優良市場にぶつける。」

といった悩み・疑問解決を目的として読んだ本です。

会計と戦略とマーケティングについて学べる内容でした。
ご紹介した情報の一つでも皆様の参考になれば幸いです。

◆中尾篤史さんの「コレだけは知らなきゃヤバイよ! 会計」

【目標、目標に達するためのプロセス】

チェックしておくべき項目、考え方は?

【個人的!要約】

作成することで、資金調達時のアピール材料になる。

【心に残った内容、感想など】

会社では、お金が動く時に記帳していく。
ただ、お金が動かなくても記帳することも多くある。例えば、雑誌の1年間の定期購読。
一括払いしたとしても、雑誌が届くのは毎月。お金は動かないが、費用は毎月と考える、など。

決算書の作成が経理部のゴール。なにが?、いくら?、記載されているのか。会計ルールを知り、会社の状況を確認する。

「勘定あって銭足らず」にならないようにする。

スポンサーへの事業報告は、資金調達のアピールになる。(事業計画や有価証券報告書など)

含み損を、決算書に記帳する理由は、リスクとして、織り込むから。

営業キャッシュフローと営業利益に違いが出るのは、減価償却費の計上、代金回収の状況、在庫保有などが要因である。

投資キャッシュフローの増減で、将来の投資をしているかを判断できる。

【ベイビーステップ、個人的ワンポイント】

本業で稼いでいるか、将来への投資をしているか、営業キャッシュフロー、投資キャッシュフローで見る。

◆グロービスさんの「ここからはじめる実践マーケティング入門」

【目標、目標に達するためのプロセス】

どのような手順で行っていくか?ポイントは何か?

【個人的!要約】

顧客の声をどれだけ聞いたか、観察したか。

市場分析し、データに基づき、考え抜いたマーケティングプランであれば、7割は成功する。

【心に残った内容、感想など】

市場調査し、セグメンテーション、ターゲティング、ポジショニングを行い、4Pで施策を行う。3C分析を行う。

その次のポイントは、中期の経営戦略、事業計画と合っているか?人、モノ、カネはあるか?収益性はあるか?の切り口で見る。

重要なのは、商品を買ってくれる相手をよく見ること。

セグメンテーションし、この市場のナンバーワンになる、という分野を決める。

ポジショニング成功のための4つの質問。
誰のためにあるのか?
何がいいのか?
わかりやすいか?
これまでと矛盾しないか?

リサーチの目的は、経営陣の意思決定の助けとなるデータを提供する、ということ。意思決定をサポートできるものでなければ、何の役にも立たない。

そして、不確実性を減らす、ということ。そのためには、お客様にまず聞いたら良い。

なぜ調査するのか、仮説を立てて、検証する。大事なのは仮説と違っても、調査結果を受け入れる、ということ。

ブランドとは、他のメーカーと識別するためのシンボル、マーク、パッケージ、デザインである。

同じプロダクト、製品であっても、ブランドがあることによって、別物になる。

ブランドとは、コミュニケーションである。看板、姿、形、イメージ、情報発信によって作られる。

【ベイビーステップ、個人的ワンポイント】

目的を果たすための、マーケティングコミュニケーションになっているか?

◆藤屋伸二さんの「ドラッカーから学ぶ多角化戦略」

【目標、目標に達するためのプロセス】

多角化を進めるポイントは?

【個人的!要約】

自社の強み、経営資源が生きるニッチな分野に集中投下する。

【心に残った内容、感想など】

変えてはならないのは、顧客ニーズに応えること、だけである。

強みとは、他社より秀でたノウハウ。

良質な練習を徹底して反復する。

全能を求めない。人の欠点をなくすことができない。ただし、意味のないものにすることはできる。

何かに秀でている人は、同じぐらい何かに劣っているものを併せ持つ。

短所が致命的でなければ、いくらでもカバーできる。

目標に達した時が、次の準備にかかる時。

多角化で重要なのは、ドメインとコアコンピタンスの定義。

他社の成功を模倣する。既存を合体させる。

新規事業に取り組む時は、共通の市場か、共通の技術に限定する。

多角化の、8つの目標領域。

マーケティング生産性イノベーション人的資源物的資源社会的責任資金利益

多角化における新規事業の組織において、職務分掌を作ることがスタートである。

【ベイビーステップ、個人的ワンポイント】

ブレてはいけないのは、顧客ニーズに応える、ということ。

◆松波竜太さんの「借入は減らすな! 」

【目標、目標に達するためのプロセス】

借り入れと経営について学ぶ。

【個人的!要約】

借り入れが悪いのではなく、現金預金があるか、銀行と良い関係(貸してくれる)にあるか、が大事。

決算書を適正に管理できるかどうか。

【心に残った内容、感想など】

銀行借り入れで、運転資金、手元資金を選択しておく。
現金預金を潤沢にすることを最優先する。2ヶ月間、売り上げがゼロでも、企業が回るようにする。

取引の基本は、複数の銀行との取引。メインバンクとライバル関係にある銀行とも付き合う。

決算書のポイントは、利益の確保、債務超過していないか、表現が適切か、である。すべては利益の額で決まる。

借り入れ限度は、当期利益の中から10〜20倍、年収の2分の1、まで。

「税引き後」の利益の目標額を設定し、そのために必要な「税引き前」の利益を計算する。

帝国データバンクに評点を付けてもらうことで、銀行対策になる。

銀行にとっての優良企業は、お金があるか、他の銀行も貸したがっているか、計画性があるか、である。

借りたお金を資金として、ずっとキープする、繰越融資の活用。

キャッシュフロー計算書を作ることで、必要な借り入れ金額がわかる。

【ベイビーステップ、個人的ワンポイント】

売り上げが、2ヶ月ゼロでも、資金がもつようにする。

◆西村克己さんの「弱者戦略: ストーリーで読む経営戦略」

【目標、目標に達するためのプロセス】

弱者、中小企業が取り得る戦略は?

【個人的!要約】

差別化、強コンピタンスを、優良市場にぶつける。

【心に残った内容、感想など】

それぞれの得意領域に、経営資源(ヒト、モノ、カネ、情報、チャネル)をぶつける。

5年に一度は、ドメインを見直す。その事業は何のためにするのか、を問いかけると、目的にたどり着く。

差別化には、コアコンピタンスの有効活用。

成功のカギとなる「KFS」、一番大きな要因を見極める。3C分析ではなくて4C分析(チャンネルを加えて)で考える。

全体を見るSWOT分析。

わが社を取り巻く政治、経済、社会、技術などの、外部環境へのアンテナを高く持つのは、大前提。

トップオブマインド。ブランド力を1番感じてもらえるように。

差別化のポイントは、徹底したこだわりを持つこと。

コンセプトは、簡単な言葉で、かつ、他社と差別化できていることが分かる表現を思考し、アピールしていく。

やるべきこと、やらないことを決め、そして選択する。

新規事業にはオンリーワン戦略を取る。何かの分野でオンリーワンを目指し、実績を作り、その実績を足がかりにし、拡大する。

ゲリラ戦と心得る。

限られた狭い局地戦、1点集中(まず良いものを作る)、一騎打ち、接近戦(顧客に近いところ)で、戦っていく。

【ベイビーステップ、個人的ワンポイント】

その事業は何のためにするのか、問いかけることで、目的にたどり着く。

以上です。では、また明日(^-^)v

テーマについて、ご要望あれば、コメントをどうぞ。

◇病院経営の見える化について公開講座(動画)の講師をする機会を頂きました。感謝(^_^)
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