【1297】営業キャッシュフローと資金繰り

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今日は、「営業キャッシュフローと資金繰り」ということについて考えてみたいと思います。

今日は久々の中小企業診断士の財務会計、事例4ですね。

キャッシュ、大事ですよね。

計算上、いくら黒字であったとしても、キャッシュがなければ病院は潰れます。
そのキャッシュの状況はどうであるか、資金繰りは問題ないか、ということを見なければがけれません。

そのお金の動きを確認するのが、キャッシュフロー計算書です。

三つの視点があります。その中で大事なのは、営業キャッシュフローです。

営業キャッシュフローは営業活動から得られたキャッシュの動きですね。
本業でどれぐらい稼げているか、ということです。

貸借対照表でいう売掛金や受取手形といった項目は、貸借対照表上でプラスになっていても、現金ベースでは、減っている可能性があります。

どういうことかというと、企業は現金のみでやり取りするわけではありません。
売掛金といったように、商品を売ってもすぐ現金になる訳でなく、後払いになるようなものもあります。ツケみたいなものです。

現金としては無いが、計算上、収益として計上されるもの。
例えば、100万円の商品を売りました。
その販売は、売掛金で行われた場合、現金は手元に入っていません
その一方、その材料費や仕入れや等にかかった費用が別途50万円かかっていた、とします。
その仕入れのコストを現金で賄っていた場合、利益は50万円となります。

しかし、現金はマイナス50万円。

となると、問題です。日々の企業活動を行うための運転資金が枯渇します。
これが重なると、黒字倒産という不思議?な状態になってしまいます。
ニコニコ現金払いが重視される理由も分かりますね。

損益計算書や貸借対照表だけ見ていては片手落ち。
資金が充足しているか、不足していないか、まで考えることが大事ですね。

次回は、投資キャッシュフローと財務キャッシュフローについて取り上げたいと思います。

以上です。では、また明日(^-^)v

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