【1382】入院経路 当院の患者さんはどこから来ているの?
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1382日。がみチャンネルより、中神がお届けします(^_^)
(当該内容は、私の所属する組織とは一切関係がありません。全ての文責は私個人に属します。)
今日は、「入院患者さんと入院経路」について。
収益は、単価と患者数の掛け算です。
最近は、その患者さん、という視点から記事を書いています。
患者数の増減は、病院経営に大きな影響を与えます。
毎月の外来患者数や入院患者数をチェックするのは、病院にとって当然です。
患者数が極端に減っていれば、何かしらの要因があります。
分析し、必要があれば対策を立てる必要があります
今日は、その中でも、「入院経路」から考察してみたいと思います。
入院経路は大きく3つあります。
・外来
・救急車
・紹介
この3つです。
この他に、在宅という視点も重要ですが、大きく、外来(自院)として考えたいと思います。
自院は、どこからの入院が多いのか、という点をまずは把握するところがとても大事です。
地域密着型のかかりつけ病院であれば、紹介や救急車というよりも、外来や在宅からの入院が多くなるでしょう。
高度急性期であれば救急車からの入院や紹介。
特定の診療に特化した専門的な診療科を有する病院であれば紹介、です。
もちろん同じ病院の中でも、診療科の特徴は異なると思います。
プライマリーケアを担当する診療科もあれば、専門的な治療に特化している診療科もあるでしょう。
入院は受けていない外来のみの診療科もあるでしょう。
今日は特に、「紹介」といった観点から考えてみます。
紹介状の件数を分析することは、自院が診療可能な症例が集まっているかどうか。
集まっていないとすれば、なぜか、考えるきっかけになります。
その最初のステップが、診療科別の集計ですね。
どの診療科の紹介が多いのか、ここから把握したいところです。
次に、紹介元別の区分ですね。
多く紹介してくださるクリニックと、そうでないクリニック。
紹介の多少には、理由があります。
その理由を知ること。
また、過去と比較して増減があれば、なぜそうなったのか、考え、必要があれば手を打つきっかけになります。
どのような目的で紹介されたか、も大事です。
手術症例か、術後リハビリ目的の症例か、外来通院目的か、精査目的か、など、この辺りも確認したい部分です。
これは、なかなか把握が難しいと思います。
(定例的にはできていません。時々でも良いように思います。)
いきなり、最初から把握することはできません。
できることから始めることが大事です。
また、集計の際にやりやすいような形で、データベースを作ることもポイントです。
私は、Excelのピポットテーブルが使える形式で作成しています。
・年月の列
・診療科の列
・紹介元の列
・その他区分別の列
など。なかなか便利ですよ。どんなものか気になる方はコメントくださいませ。
以上です。では、また明日(^-^)v
テーマについて、ご要望あれば、コメントをどうぞ。
この記事を書いたのは、こんな人。
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地方の中小病院に勤務する医事課畑出身の企画部門所属にする医療経営士2級。
名は、中神勇輝と申します。今年、医療経営士1級を受験予定。
(可能なら中小企業診断士も受験する予定。)
趣味は、ピアノとドラムと家庭菜園と筋トレ(HIIT最高!)と読書。
(記載内容は、所属する医療機関の発言でなく個人の意見です)