【1410】ミッションとストラテジー(戦略)の一貫性

~病院職員が、安心して、仕事の生産性高く、充実して働ける未来の一助へ~

1410日目。医療経営の森より、中神がお届けします(^_^)

しばらく医療経営士の試験対策も兼ねて、長英一郎さん作成の医療経営士1級の予想問題集より学びをシェアします。

(旧年度版です。最新版は、以下からどうぞ。)

今日のテーマは「ミッションとストラテジー(戦略)の一貫性」について。

結論は、「ミッションと戦略が一貫することが、患者、職員に対して、良い循環を生む」。

ミッションと戦略について考えてみたいと思います。

まず、ミッションとは何でしょうか。
ミッションとは、その法人の使命、存在意義と言えるものです。
創業当初から現在に至るまで、その組織が大事にしている根本、といえます。

今回の事例でいえば、「患者と職員の幸せを追求する」というミッションがあったとします。

そのために、

・心あたたかい医療サービスを提供する
・医療の質を向上させる

に関連した戦略を立てたとします。
心温かい医療サービスを提供するために立てた戦略について、よほどの無理がない限り、医療従事者が反対する理由はなく、むしろ賛成します。
もともと、医療職につくぐらいですので、患者さん・病気で苦しむ人の助けになりたい、と医う思いでその仕事を目指した、という人も多いでしょう。

苦しむ人を助けるためには医療の質を向上させる必要があります。
力なき志は無意味ですし、志なき力は虚しいです。

患者本位の医療提供を追求することで、職員のモラルや能力、組織力が向上します。

そのためには、トップが明言すること、組織として共有していくことが大事です。
それらの意識向上や取り組みが、その医療機関の魅力となり、患者さんが受診したくなる医療機関になります。
その結果、患者さんが増えます。社会的な評価が上がった、とも言えます。

患者さんが来院することで、収益が増え、利益が出ます。
病院も利益を出さなければなりません。
利益を確保することが「患者や職員の幸せを追求する」いうミッション実現のための取り組みの原資となります。

患者本位の医療を提供し、職員の幸せを念じる。
その具体的な取り組みが、患者満足度を上げ、職員のモチベーションを高めます。

ミッションに基づいた戦略を展開する。

その結果、患者の来院、収益・利益となり、新たな価値を生む良い循環となります。
地域に価値を提供し続けられる存在になりたいですね。

以上です。では、また明日(^-^)v

(当該内容は、私の所属する組織とは一切関係はなく、全ての文責は私個人に属します。)

テーマについて、ご要望あれば、コメントをどうぞ。

◇病院経営の見える化について公開講座(動画)の講師をする機会を頂きました。感謝(^_^)
◇過去の内容、記事はこちらから是非(^-^)

この記事を書いたのは、こんな人。
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地方の中小病院に勤務する医事課畑出身の企画部門所属にする医療経営士2級。
名は、中神勇輝と申します。今年、医療経営士1級を受験予定。
(可能なら中小企業診断士も受験する予定。)
趣味は、ピアノとドラムと家庭菜園と筋トレ(HIIT最高!)と読書。
(記載内容は、所属する医療機関の発言でなく個人の意見です)

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