【1434】診療科別原価計算の導入に踏み切れない理由は何か?
~病院職員が、安心して、仕事の生産性高く、充実して働ける未来の一助へ~
中神勇輝です!
1434日目。「病院経営の理論と実践塾」より、日々の学びや気づきをお知らせします(^_^)
しばらく医療経営士の試験対策も兼ねて、長英一郎さん作成の医療経営士1級の予想問題集より学びをシェアします。
今日のテーマは「診療科別原価計算の導入に踏み切れない理由は何か?」について。
3つ考えてみましょう。
1、費用を配賦が容易でないこと
どの診療科が費用を負担するのか?
材料であれば、どの診療科に払い出したか?
建物や水道光熱費などの公共な負担を誰が、どう負担するのか?
人件費であれば業務従事割合をどうするか(恣意的に決定されやすい)?
2、恒常的な赤字診療科の存在
小児科や産婦人科はどうしても赤字になりやすい。
原価に見合った診療報酬が設定されていない。
配賦に関係なく赤字になりやすい。
そんな中、その結果を医師や看護師に示すことで、モチベーションが低下したり、離職の恐れもある。
3、人事考課目的の場合、診療科別の利害調整が必要
配賦基準が難しい点がある。
その中、合理的なものでなければ納得が得られないため、人事評価に使いにくい。
以上、いろいろ課題があります。
しかし、診療科別の採算性を把握しておかなければ、事業の投資判断にも困ります。
地域のニーズ、職員の納得の上、多角的に捉えていきたいですね。
では、明日(^-^)v
(当該内容は、私の所属する組織とは一切関係はなく、全ての文責は私個人に属します。)
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この記事を書いたのは、こんな人。
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地方の中小病院に勤務する医事課畑出身の企画部門所属にする医療経営士2級。
名は、中神勇輝と申します。今年、医療経営士1級を受験予定。
(可能なら中小企業診断士も受験する予定。)
趣味は、ピアノとドラムと家庭菜園と筋トレ(HIIT最高!)と読書。
(記載内容は、所属する医療機関の発言でなく個人の意見です)