【1463】高齢者向け住宅の将来事業リスク
~病院職員が、安心して、仕事の生産性高く、充実して働ける未来の一助へ~
中神勇輝です!
1463日目。「病院経営の理論と実践塾」より、日々の学びや気づきをお知らせします(^_^)
しばらく医療経営士の試験対策も兼ねて、長英一郎さん作成の医療経営士1級の予想問題集より学びをシェアします。
今日のテーマは「高齢者向け住宅の将来事業リスク」です。
3つの観点で考えてみましょう。
問題集で示された切り口は、
・外部環境
・安全や健康管理
・人材不足
この3つの視点での回答が構成されていました。
一般的に事業といえば「人・モノ・金」と思いましたが、その事業・業界ならではのリスクという視点が大事ですね。
まず、外部環境です。
一昔前ですが、消費税の増税(10%)がありました。
その影響として、実質所得(実際に使えるお金)が減少します。
消費活動にも影響するでしょう。
ましていわんや、今はコロナ禍で、たいていの企業は、経営が厳しいです。
(一部例外もありますが)
介護報酬でも改定による報酬の適正化(引き下げ)により、厳しい状況です。
競合という観点では、医師や看護師がいる「介護医療院」は、ライバルです。
(機能が違うので、本来は、その地域のニーズ合致した適切な配置・全体最適が必要です。)
次に、安全性や健康管理です。
安全面は、職員から利用者への暴力事件といったこともありました。
健康管理面では、冬のインフルエンザの集団感染に加え、通年のコロナ感染のリスクも高いです。
コロナ感染の防止のために、受け入れが滞るといったことも散見しています。
こういった安全面や感染の防止の観点での対策も必要です。
3つ目は、人材不足です。
少子高齢化による働き手不足。
採用自体が難しく、採用するためのコストも増えていきます。
日本人だけでは雇用を守れません。
しかし、外国人労働者を雇用したとして、言語や文化の違いによる教育コストも高くなるでしょう。
まとめると、事業リスクとして、
・所得の低下による入居可能な人の減少
・競合の有無
・職員へのフォロー
・感染管理
・雇用の苦労
など、様々な点で対応を迫られることが多いでしょう。
その中、地域に求められているのかどうかを見定めて、着手する必要がありますね。
以上です。では、また明日(^-^)v
(当該内容は、私の所属する組織とは一切関係はなく、全ての文責は私個人に属します。)
テーマについて、ご要望あれば、コメントをどうぞ。
この記事を書いたのは、こんな人。
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地方の中小病院に勤務する医事課畑出身の企画部門所属にする医療経営士2級。
名は、中神勇輝と申します。今年、医療経営士1級を受験予定。
(可能なら中小企業診断士も受験する予定。)
趣味は、ピアノとドラムと家庭菜園と筋トレ(HIIT最高!)と読書。
(記載内容は、所属する医療機関の発言でなく個人の意見です)