【1465】入退院支援加算の算定の目的と求める成果

~病院職員が、安心して、仕事の生産性高く、充実して働ける未来の一助へ~

中神勇輝です!

1465日目。「病院経営の理論と実践塾」より、日々の学びや気づきをお知らせします(^_^)

しばらく医療経営士の試験対策も兼ねて、長英一郎さん作成の医療経営士1級の予想問題集より学びをシェアします。

(以下からどうぞ。)

今日のテーマは「入退院支援加算の算定の目的と求める成果」です。

目的、経営面と施設体制について考えてみましょう。

まず、目的は何でしょうか。

患者価値の向上ですね。

患者・家族の願いや幸せを実現することが大事です。

・在宅復帰、家族と過ごすこと
・適切な施設に退院すること

などによって、QOL(クオリティーオブライフ)を高める要素になります。

適切な関わり・取り組みがなければ、

・退院が滞る
・在宅復帰も叶わない
・不適切な施設への退院

ということも起きます。

次は、経営面を確認してみましょう。

入退院支援加算の点数そのものでは、人員配置のコストは賄えません。

そのものの収入よりも、在院日数の短縮、新入院増加による入院単価の向上への影響などで評価する必要があります。

最後に、人員・体制面です。

入退院支援部門の設置の人は、専従、専任などの制約があります。
医師、看護師、メディカルソーシャルワーカー、薬剤師、管理栄養士、作業療法士などが関与して患者に関わります。
減薬、栄養指導、退院後の生活環境の相談に取り組むことによって、最初に申し上げた目的である「患者の価値向上」につながります。

体制を築し、入院前からトータルサポートすることで、よりスムーズな退院支援につながります。
入退院支援加算の算定を通して得られるものは何か、趣旨をとらえ、取り組んでいきたいですね。

以上です。では、また明日(^-^)v

(当該内容は、私の所属する組織とは一切関係はなく、全ての文責は私個人に属します。)

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この記事を書いたのは、こんな人。
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地方の中小病院に勤務する医事課畑出身の企画部門所属にする医療経営士2級。
名は、中神勇輝と申します。今年、医療経営士1級を受験予定。
(可能なら中小企業診断士も受験する予定。)
趣味は、ピアノとドラムと家庭菜園と筋トレ(HIIT最高!)と読書。
(記載内容は、所属する医療機関の発言でなく個人の意見です)