【1466】自治体病院と民間病院の比較
~病院職員が、安心して、仕事の生産性高く、充実して働ける未来の一助へ~
中神勇輝です!
1466日目。「病院経営の理論と実践塾」より、日々の学びや気づきをお知らせします(^_^)
しばらく医療経営士の試験対策も兼ねて、長英一郎さん作成の医療経営士1級の予想問題集より学びをシェアします。
今日のテーマは「自治体病院と民間病院の比較」です。
自治体病院の特殊性を説明せよ、との問いですね。
特殊性を4つ挙げてみましょう。
1、中長期視点での事業計画の立案が難しい。
なぜでしょうか?
単年度の予算編成のため、数年単位の予算編成(事業計画)を立てにくい、ということがあります。
2、繰入金や補助金収入が民間病院と比べて多い。
なぜでしょうか?
救急医療やへき地医療といった不採算医療を担っているため。
その名の通り、不採算医療を担うことが求められています。
すればするだけ赤字になる医療であれば、補填がなければ継続することができません。
3、経営のプロが育ちにくい。
なぜでしょうか?
事務の幹部が自治体からの3年程度の派遣で終了し、異動してしまうため。
公立病院共通の悩みです。
医療機関付の公務員といった雇用方法も検討する必要があります。
4、現場のモチベーションが上がりにくい。
なぜでしょうか?
「医療に精通していない」首長の発言、議会が経営に関与してくるため。
数値面だけで見ると、赤字の医療機関が多いです。
その実情を知ったうえでの議会での提案や議論になっているか、確認が必要ですね。
以上です。では、また明日(^-^)v
(当該内容は、私の所属する組織とは一切関係はなく、全ての文責は私個人に属します。)
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この記事を書いたのは、こんな人。
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地方の中小病院に勤務する医事課畑出身の企画部門所属にする医療経営士2級。
名は、中神勇輝と申します。今年、医療経営士1級を受験予定。
(可能なら中小企業診断士も受験する予定。)
趣味は、ピアノとドラムと家庭菜園と筋トレ(HIIT最高!)と読書。
(記載内容は、所属する医療機関の発言でなく個人の意見です)