【1469】病院の資金調達の2種類
~病院職員が、安心して、仕事の生産性高く、充実して働ける未来の一助へ~
中神勇輝です!
1469日目。「病院経営の理論と実践塾」より、日々の学びや気づきをお知らせします(^_^)
しばらく医療経営士の試験対策も兼ねて、長英一郎さん作成の医療経営士1級の予想問題集より学びをシェアします。
今日のテーマは「病院の資金調達の2種類」について。
病院の資金調達の方法には、大きく2つあります。
何でしょうか。
・直接金融
・間接金融
の2つです。
まず、直接金融から見てみましょう。
直接金融とは、借り手が貸し手から直接融資を受けることをいいます。
例えば、
寄付・・・患者から、他
出資・・・職員から、または、理事長からの借り入れ
医療機関債・・・職員に対して
社会医療法人債・・・社会医療法人のみ可能、発行コストの問題で事例は少ない
自治体の繰り入れ金・・・公立病院などが対象
補助金などもあります。最近なら、コロナ関係は大きかったですね。
さまざまな資金調達の方法があります。
次に、間接金融について見てみましょう。
これは借り手と貸し手の間に金融機関が仲介することです。
銀行や、信用金庫です。
民間病院の資金調達といえば、通常はこちらですね。
金融機関の預金には個人や企業からの資金が集まっています。
もちろん国から借りているお金もあります。
そういった資金を病院に貸し付けます。
病院は、そのお金を、運転資金または設備投資資金として使います。
金融機関も貸し倒れというリスクがあります。
貸す時は、それなりに慎重です。
ただ、利息額が大きいので、大口の顧客にお金を貸したい気持ちがあるのも正直なところでしょう。
医療機関の立場からしても、コロナによる急な患者減少など、いざという時の資金繰りを助けてくれる貴重な存在です。
利息の支払いなどを適切に行い、信用を得ておく必要はあります。
その他、祉医療機構といった主に設備投資を支援してくれるお金を貸してくれる機関もあります。
病院がどのようなに建物を建てたり、機器を購入しているのか、資金の流れも知っておきたいですね。
以上です。では、また明日(^-^)v
(当該内容は、私の所属する組織とは一切関係はなく、全ての文責は私個人に属します。)
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この記事を書いたのは、こんな人。
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地方の中小病院に勤務する医事課畑出身の企画部門所属にする医療経営士2級。
名は、中神勇輝と申します。今年、医療経営士1級を受験予定。
(可能なら中小企業診断士も受験する予定。)
趣味は、ピアノとドラムと家庭菜園と筋トレ(HIIT最高!)と読書。
(記載内容は、所属する医療機関の発言でなく個人の意見です)