【理論と実践】現状を知ると経営の不安は解消する?

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令和4年7月10日 病院経営の理論と実践 1519号

■現状を知ると経営の不安は解消する?

中神勇輝(なかがみゆうき)
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おはようございます。中神です。

病院経営の不安のもとは、

現状が見えていないから、

です。

コロナ禍による環境変化、医師やスタッフの採用、診療報酬の先細り、先行きが不透明、という状況です。

既に赤字なのか、今は黒字だけど厳しい状況で推移しているのか。

そんな時に、このままでいいだろうか?と漠然した不安があります。
とりあえず、やってみたら良い、と思うことを実行すれば良いでしょうか?

王道と言われる戦術はありますので、とりあえずの応急処置は有効です。
しかし、ある程度のレベルまでいくと、何を改善すればよいか分からなくなります。

ここで有効なのが、現状を見える化すること。
変えたい結果に対し、その要因を、分解していくこと。

現状が見えていない、というのは不安です。

何をするのが有効策か分からないからです。
とりあえず動くのも良いですが、「この動きで良いのか」と思いながら動くのもしんどいです。
動き方をある程度、決めるためにも見える化が必要です。

ただ、完璧に見える化してから動くのも、また初動が遅くなります。

PDCAサイクルという考え方とは別に、OODAループという考え方もあります。

観察、適応、意志決定、行動です。

綿密にプランを立ててから動き出すのでは遅くなります。
情報を集め、現状を理解し、意思決定、行動を起こしていく、ということです。
変化が速い時代、計画に時間をかけ過ぎると、陳腐化する可能性も高いです。

その段階に応じて、とるべき戦術は変わりますが、内部・外部の情報を集め、打開策が見えてくるだけでも安心できます。
あとは、その選択肢の中から、意思決定を下し、行動するだけ、という状況になれる、そんな仕組み、組織風土を作っていきたいですね。

以上です。では、また明日(^-^)v

(当該内容は、私の所属する組織とは一切関係はなく、全ての文責は私個人に属します。)

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この記事を書いたのは、こんな人。
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地方の中小病院に勤務する医事課畑出身の企画部門所属にする医療経営士2級。
名は、中神勇輝と申します。今年、医療経営士1級を受験予定。
(可能なら中小企業診断士も受験する予定。)
趣味は、ピアノとドラムと家庭菜園と筋トレ(HIIT最高!)と読書。
(記載内容は、所属する医療機関の発言でなく個人の意見です)