【理論と実践】外来機能を調べて機能分化と受診分散

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令和4年11月8日 病院経営の理論と実践 1640号

■外来機能を調べて機能分化と受診分散

中神勇輝(なかがみゆうき)
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おはようございます。中神です。

外来機能報告制度、について改めて振り返っています。

そもそも、なぜこのような制度ができたのか?

厚労省の動画を見ると、

・患者さんが適切な病院を選べるように情報提供すること
・病院の待ち時間改善といった負担軽減

など、といったことが紹介されていました。

患者さんが病院を選ぶとき、大病院指向が働き、大きな病院に受診が集中しやすくなります。
その結果、長い待ち時間が発生します。

それを解決する。
地域にどんな病院があって、どんな機能を持っているのか、
機能に応じた受診をしてくださいね、ということが目的ですね。

外来受診が分散することで、医療従事者の負担も分散する、
ということですね。

大きく紹介受診重点医療機関と、かかりつけ医療機関に分けられ、
患者さんは、通常は、かかりつけ医療機関に受診します。

紹介重点医療機関かどうかの判断基準は、

重点医療を提供すること
高額な医療機器等を必要とする医療を提供すること
専門的な医療を提供すること

上記の割合が多い病院ですね。(上記については、後日、触れます)

自分の病院が、どんな機能を持つか、持っているか、によって、
患者さんの流れが多少なり変わると思います。
ただ、劇的な変化が起きるかどうかは、よほど、制度上の縛りを強くする必要があると考えます。

どうせ行くなら大きな病院へ、という指向を変えることは容易ではありません。

二度手間の受診は嫌ですので、大きな病院の受診1回で済ましたい、という患者心理も分かります。
来られても対応できない、というかかりつけ医療機関もあるでしょう。

丁寧な情報発信、これが必要でしょう。

以上です。では、また明日(^-^)v

(当該内容は、私の所属する組織とは一切関係はなく、全ての文責は私個人に属します。)

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この記事を書いたのは、こんな人。
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地方の中小病院に勤務する医事課畑出身の企画部門所属にする医療経営士2級。
名は、中神勇輝と申します。今年、医療経営士1級を受験予定。
(可能なら中小企業診断士も受験する予定。)
趣味は、ピアノとドラムと家庭菜園と筋トレ(HIIT最高!)と読書。
(記載内容は、所属する医療機関の発言でなく個人の意見です)