【理論と実践】固定資産にも色々ある

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令和4年12月17日 病院経営の理論と実践 1679号

■固定資産にも色々ある

中神勇輝(なかがみゆうき)
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おはようございます。中神です。

今日も貸借対照表です。

「その他の資産」について!

これまで、固定資産の中の有形と無形資産について確認しました。

それ以外に、どのような固定資産があるでしょうか?
ということですね。

○有価証券

国債、地方債、株式、社債、証券投資信託の受益証券などのうち
満期保有目的の債券、その他有価証券及び市場価格のない有価証券

売る予定のない有価証券は、固定資産になります。
有価証券という言葉が出てきたら、どちらなのか、チェックしておきましょう。

○長期貸付金

金銭消費貸借契約等に基づき開設主体の外部に対する貸付取引のうち、
当初の契約において1年を超えて受取期限の到来するもの

貸付金は、後から返ってくるのが前提ですね。
そして、長期とありますように、1年以上を区切りに、
それより長い貸付期間にあるものは固定資産になる、ということです。

○役員従業員長期貸付金

役員、従業員に対する貸付金のうち当初の契約において1年を超えて受取期限の到来するもの

貸付金の相手が異なりますが、同質のものです。

○他会計長期貸付金

他会計、本部などに対する貸付金のうち当初の契約において1年を超えて受取期限の到来するもの

同じく、です。

○長期前払費用

時の経過に依存する継続的な役務の享受取引に対する前払分で1年を超えて費用化される未経過分の金額

前払い費用は分かりづらいですね。
例えば、5年かけてサービスをしてもらう契約があったとします。
そのお金を導入当初に一括で支払った場合、サービスは受けていません。
しかし、前もって払っているため、
そういった長期にわたる資産は5年間使用できる固定資産として考える、ということですね。

○その他の固定資産

関係団体に対する出資金、差入保証金など前掲の科目に属さないもの。
ただし、金額の大きいものについては独立の勘定科目を設けて処理することが望ましい。

○貸倒引当金

長期貸付金などの金銭債権に関する取立不能見込額の引当額

引当金、きましたね。
貸し倒れるリスクがありますので、その分を見込んでおく資産です。
見込み通り、貸し倒れることもあり得ますが、なければ、その分残ります。

以上です。では、また明日(^-^)v

(当該内容は、私の所属する組織とは一切関係はなく、全ての文責は私個人に属します。)

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この記事を書いたのは、こんな人。
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地方の中小病院に勤務する医事課畑出身の企画部門所属にする医療経営士2級。
名は、中神勇輝。2023年、医療経営士1級を受験予定。
(可能なら中小企業診断士も受験する予定。)
趣味は、ドラムと家庭菜園と筋トレ(HIIT最高!)と読書。

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