【理論と実践】中小企業経営者の全体像を掴んでおく

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令和4年12月31日 病院経営の理論と実践 1693号

■中小企業経営者の全体像を掴んでおく

中神勇輝(なかがみゆうき)
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おはようございます。中神です。

今年も今日で終わります。皆さま、良いお年を・・・。

最近は、中小企業白書を通して、医療・介護業界を知る、という進め方をしています。

今日は、「中小企業経営者の経営力を高める取り組み」の1回目です。

●中小企業経営者の全体像

・経営者年齢の構成比

業種に関わらず、50代から70 代の割合がそれぞれ2割前後と広く分散している。
大企業の経営者年齢の構成比は、
60代が5割前後と、比較的集中している。
中小企業は、経営者年齢が幅広い年代で構成されている。

とあります。

大きな病院になればなるほどに、院長の年齢は高くなります。
医療機関においても、小規模企業、いわゆるクリニックの経営者は若い医師も多いです。
歴史の長いクリニックの院長は高齢になります。
最近であれば、クリニックの承継問題も起きています。
事業承継の問題は、どの業界も共通する課題です。
その状況下で、M&Aなども当たり前になってくる時代が来そうですね。

●経営者になる経緯

中小企業では、
「創業者」と「同族継承」の割合が高く、合わせて8割程度に達する。

大企業では、
「内部昇格」や「親会社や取引先からの派遣・招へい」の割合が高い。

とあります。

真っ二つに分かれましたね。

経営者の年齢構成から、自然と、そうなるだろう、と思います。
そもそも中小企業は、出来立てホヤホヤの会社もありますし、
そうでなければ、家族内承継が一般的です。
クリニックで考えれば、
新規開業なら創業者、
同族継承なら、子どもが後継者ということはよく見かける話です。

そして、大病院ともなれば、
やはり実績・治療技術、マネジメントスキルなど、求められる力は多岐にわたります。
技術だけでもダメですし、経営的なセンスも求められます。
内部からの昇格が難しければ、外部から、というのは自然な流れ、と思いますね。

●経営歴

中小企業では、経営歴 が「10年以上」である割合が最も高く、6割程度に達する。
大企業では、「3年未満」や「3年以上10年未満」の割合が比較的高い 。

とあります。

中小企業であれば、一度、経営者になれば長い、ですよね。
大企業は、比較的、短いのが印象的です。
それだけ新陳代謝が激しい。
中小企業に比べて、人材が豊富、ということでしょう。
代われるだけの人がいる、ということですから。
環境の変化に対し、必要があれば経営者が変わっていく、というのも必要なことですね。
あり方・考え方の変革が求められると思います。

以上です。では、また明日(^-^)v

(当該内容は、私の所属する組織とは一切関係はなく、全ての文責は私個人に属します。)

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この記事を書いたのは、こんな人。
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地方の中小病院に勤務する医事課畑出身の企画部門所属にする医療経営士2級。
名は、中神勇輝。2023年、医療経営士1級を受験予定。
(可能なら中小企業診断士も受験する予定。)
趣味は、ドラムと家庭菜園と筋トレ(HIIT最高!)と読書。

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