【理論と実践】開業率・廃業率の状況

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令和5年1月20日 病院経営の理論と実践 1713号

■開業率・廃業率の状況

中神勇輝(なかがみゆうき)
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おはようございます。中神です。

〜最近のブログのテーマ〜

・平日は、中小企業診断士関係
・土日は、医療・介護経営関係

今日は、平日ですので、中小企業診断士関係です。
最近の参考図書は、「中小企業白書」です。

〜今日のテーマ〜

「開業率・廃業率の状況 」

1、開業率・廃業率の推移

・開業率は、1988 年度をピークとして 低下傾向に転じた後、
2000 年代を通じて緩やか な上昇傾向で推移してきたが、
2018 年度に再び低下傾向に転じた。
足元では再び5%台に回復し ている。

業種別では、「宿泊業 , 飲食サービス業」が最も高く、
「生活関連サービス 業 , 娯楽業」、「電気・ガス・熱供給・水道業」と続いている。

・廃業率は、1996 年度以降増加傾向で推移していたが、
2010 年度からは低下傾向で推移している。
足元では、3.3%である。

業種別では、「宿泊業 , 飲食サービス業」が最も高く、
「生活関連サービス業 , 娯楽業」、「金融業 , 保険業」と続いている。

事業所の入れ替わりが盛んな業種(開業率と廃業率が高い)は、
「宿泊業, 飲食サービス業」、 「生活関連サービス業, 娯楽業」であることが分 かる。
一方で、開業率と廃業率が共に低い業種 は、
「運輸業, 郵便業」、「鉱業, 採石業, 砂利採取業」、「複合サービス事業」である。

とあります。

宿泊・飲食サービス業の開業率が高いのは納得です。
身近でも、入れ変わりの多い業種です。
意外なのは「電気・ガス・熱供給・水道業」です。
入れ替わりが多い業種とは思っていませんでした。
また、医療は廃業しにくい業種(後継者問題はあちらこちらで起きていますが)です。
始めやすい業種・そうでない業種、色々ありますね。

・都道府県別の開廃業の状況

開業率について見ると、沖縄県が最も高く、埼玉県、東京都、福岡県、愛知県と続く。
廃業率について見ると、大分県が最も高く、島根県、高知県、徳島県、佐賀県と続く。

とあります。

一般的に地方、と言われる県での廃業が多いですね。
前回、取り上げた商店街の状況、また、人口との関係はどの程度あるか、など気になります。

・諸外国の開廃業率の推移

各国ごとに統計の性質が異なるため、単純な比較はできないものの、
国際的に見ると我が国の開廃業率は相当程度低水準である。

とあります。

以前、取り扱いましたが、海外と比べて起業をする人が身近にいないので、
開業に至る人もまた少ない、と聞きます。
そういった教育もされていません。

ある程度の目星があっての開業なので、廃業率も低い、ということかもしれません。
政府の補助の影響もあるでしょう。
まさに国によって体制は異なるので、一概に言えない点もありますが、
なるほどな、と思う結果でした。

以上です。では、また明日(^-^)v

(当該内容は、私の所属する組織とは一切関係はなく、全ての文責は私個人に属します。)

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この記事を書いたのは、こんな人。
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地方の中小病院に勤務する医事課畑出身の企画部門所属にする医療経営士2級。
名は、中神勇輝。2023年、医療経営士1級を受験予定。
(可能なら中小企業診断士も受験する予定。)
趣味は、ドラムと家庭菜園と筋トレ(HIIT最高!)と読書。