【理論と実践】サービス利用の課金方式と、仮想化技術(中小企業診断士試験・経営情報システム)

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令和5年3月13日 病院経営の理論と実践 1765号

■サービス利用の課金方式と、仮想化技術(中小企業診断士試験・経営情報システム)

中神勇輝(なかがみゆうき)
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おはようございます。中神です。

〜最近のブログのテーマ〜

・平日は、中小企業診断士関係
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〜今日のテーマ〜

本日の内容は、 経営情報システムで、過去問の要復習ポイントです!

【サブスクリプションと種々の課金方式】

(令和2年度 第22問)

サブスクリクションとは、
利用するソフトウェアやサービスの範囲、利用する期間に応じて金額を決定します。
例えば、Amazon の Kindle Limited ですね。

誤った選択肢も紹介してみます。

ソフトウェアやサービスの基本部分の料金は無料とし、より高度な機能な部分の利用に課金する方式は、
「フリーミアム」と言います。

ソフトウェアやサービスの試用期間は無料で提供し、試用期間後も継続利用する場合に課金する方式は、
「シェアウェア」(無料モデル)と言います。

複数のソフトウェアやサービスをまとめることで、
各ソフトウェアサービスを個別に利用する場合よりも割安になるように販売する方式は、
「バンドリング」と言います。

【インソーシング・アウトソーシング】

(平成27年度 第13問)

社内で必要なリソースを調達する流れを「インソーシング」と言います。

コア業務でない分野のリソースを社内から切り離し、社外から調達する方法を「アウトソーシング」といいます。

【仮想化技術】

(令和3年度 第3問)

・クラウドを支える仮想化技術の1つであるコンテナ技術について確認してみましょう。

コンテナ技術を使えば、「ホスト」OSのカーネルを共有して、
ハードウェア資源を節約し、効率的に利用することができます。

「コンテナ」とは、アプリを実行するためのライブラリーや実行ファイルをまとめた単位のことです。
「カーネル」とは、OSの中核となっており、
CPU、メモリ、ハードディスクのハードウェアの制御を行っているソフトウェアのことです。

設問で出てきた関連用語として、「シンクライアント」という言葉がありました。
これは、ユーザーが使用する機器は最低限とし、処理はサーバー側で行うことをいいます。

(令和2年度 第13問)

・クラウドコンピューティングの基盤技術である「仮想化」について、確認してみましょう。

仮想化とは、サーバー、ストレージ、ネットワーク、PCなどのハードウェアを
「分割」したり、「統合」したりすることをいいます。

1台の物理的なハードウェアを、Aサーバ、Bサーバ、Cサーバなど、複数に分割し、
利用者の需要に合わせて、柔軟に変更することが可能です。
また、2台以上の物理的なサーバを利用することもあります。

(平成27年度 第13問)

・処理能力を向上する方法について、確認してみましょう。

システムの処理能力の向上を物理サーバーの処理能力向上
(例えば、CPUやメモリの強化)によって実現する方式を、「スケールアップ」と言います。
これは、「質」の「向上」と言えます。
アップなので、まさに上にあがる、ですね。

物理サーバーのサーバー台数を追加することなどにより処理能力を向上する方式を、
「スケールアウト」と言います。
これは、「数」の「増加」と言えます。
アウトなので、外に広がる(数が増える)イメージを持つと覚えやすいです。

関連して、ブレードPC方式のデスクトップ、仮想化についても確認しておきます。

1人のユーザがブレードPC1台のCPUやメモリを独占することができますが、
ブレードPCの処理能力をデスクトップで相互に利用することができません。
ブレードとは、CPUやメモリなどは、基盤に集約されていますが、その基盤のことをブレード、板と言います。

以上です。では、また明日(^-^)v

(当該内容は、私の所属する組織とは一切関係はなく、全ての文責は私個人に属します。)

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この記事を書いたのは、こんな人。

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地方の中小病院に勤務する医事課畑出身の企画部門所属にする医療経営士2級。
名は、中神勇輝。2023年、医療経営士1級を受験予定。
(可能なら中小企業診断士も受験する予定。)
趣味は、ドラムと家庭菜園と筋トレ(HIIT最高!)と読書。