【理論と実践】データベース技術・管理システム・効率的な運用や障害対策等(中小企業診断士試験・経営情報システム)

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令和5年3月24日 病院経営の理論と実践 1776号

■データベース技術・管理システム・効率的な運用や障害対策等

中神勇輝(なかがみゆうき)
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おはようございます。中神です。

〜最近のブログのテーマ〜

・平日は、中小企業診断士関係
・土日は、医療・介護経営関係

〜今日のテーマ〜

本日の内容は、 経営情報システムです。過去問を解く中での要復習ポイントです!

【ビッグデータ解析で使用するデータベース技術】

ビッグデータ解析で使用するデータベース技術について確認してみましょう。

「XMLデータベース」には、ネイティブ方式とハイブリット方式があります。

「ネイティブ方式」とは、
XMLが扱う階層構造を扱うための機能を持つデータベースです。
ネイティブ方式の場合、RDBの階層構造にマッピングしません。

「ハイブリッド方式」とは、
リアルデータベースとXMLデータベースを扱う機能を併せ持ち、

これら2種類に格納されたデータを区別なく使えるように設定されたデータベースです。

「スキーマ」とは、
RDB上のデータ内容やデータ構造などを記述したものを指します。
キーバリューデータベースは、データ(表)の構造や表に含まれるフィールドの属性を決めるスキーマ設計が不要です。

「NoSQL」について確認しましょう。

まず、SQLとは、構造化照会言語 のことです。
リレーショナルデータベースに情報を格納および処理するためのプログラミング言語です。

データベースからデータを抽出する際に、
RDBに格納したデータをSQLを用いて検索する方式が一般的でした。
しかし、現在では、RDBのようなキーバリュー型のデータベースから、
SQLを用いない方法でデータを抽出するNoSQLという方式が注目されています。

〜関連過去問〜
(平成28年度 第9問)

【効率的な運用や障害対策】

データベースの管理システム・効率的な運用や障害対策等のための仕組みに関して確認しましょう。

データベースに表のデータ項目の追加・削除、新しい表の追加等の論理構造の変化を行う場合は、
DDLと呼ばれるデータ定義言語に必要なパラメータを支持して実行します。

これは、SQL文です。先ほども出てきましたね。
データベースを操作する言語のことを指し、データの取り出しや追加を命令する文のことです。

関連用語も確認してみましょう。

「DDL」(データ定義言語)とは、
Data Definition Languageの略でデータを定義するSQL文です。

・データベースに新規テーブルを作成する「CREATE」文
・テーブルを削除する「DROP」文
・既存テーブルのカラム定義を変更する「ALTER」文

「DML」(データ操作言語)とは、
Data Manipulation Languageの略でデータを操作するSQL文です。

・データベースのテーブルにレコードを新規登録する「INSERT」文
・更新する「UPDATE」文
・削除する「DELETE」文
・レコードを抽出する「SELECT」文

「DCL」(データ制御言語)とは、
Data Control Languageの略でデータを制御するSQL文です。

・データベースのテーブルに対する権限を与える「GRANT」文
・権限を取り消す「REVOKE」文

などです。試験対策上、どんな意味か押さえておきたいですね。

では、次の話題です。

「ロック粒度」とは、
ロックする範囲を表します。
ロック粒度は、レコードといった小さい単位、またテーブルやデータベースなどの大きな単位に設定することができます。
ロック粒度が大きいほど、同時に実行可能なトランザクションが少なくなるため、
排他制御のための処理のオーバヘッドが小さくなります。

障害対策やデータの整合性確保について見てみましょう。

「ロールフォワード」とは、
バックアップファイルのデータに、バックアップ取得後の更新内容を反映する方法です。
バックアップファイルより前(フォワード)に回復させる方法ですね。

「ロールバック」とは、
データ更新状況を記録したものに基づいて、トランザクション開始前のデータベースに戻す方法を言います。
まさに、バック(戻す)ですね。

「2相のコミットメント」とは、
複数のデータベースの整合性を保って更新するときの処理方式です。
まず更新対象のデータベースに対して更新作業可能かどうか問い合わせます。
次に、すべてのデータベース更新可能である場合にデータベースの更新を確定(コミット)します。
2段階あるということです。

〜関連過去問〜
(平成29年度 第9問)

以上です。では、また明日(^-^)v

(当該内容は、私の所属する組織とは一切関係はなく、全ての文責は私個人に属します。)

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この記事を書いたのは、こんな人。
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地方の中小病院に勤務する医事課畑出身の企画部門所属にする医療経営士2級。
名は、中神勇輝。2023年、医療経営士1級を受験予定。
(可能なら中小企業診断士も受験する予定。)
趣味は、ドラムと家庭菜園と筋トレ(HIIT最高!)と読書。

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