【理論と実践】その仕事や会議、ブルシット・ジョブかも?

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令和5年4月4日 病院経営の理論と実践 1787号

■その仕事や会議、ブルシット・ジョブかも?

中神勇輝(なかがみゆうき)
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おはようございます。中神です。

ブルシット・ジョブ。
本日は、この言葉について確認してみたいと思います。

2023年4月号の「月刊医療経営士の特集は、
「トリプル改定、時間外労働上限規制、保険証廃止・・・。待ったなし、2024年に向けた病院改革」
というもので、 識者の見解が多く述べられていました。

その中の一つで、「ブルシット・ジョブが、働き方改革の妨げになっている」、
という話題があり、なるほど!と思った次第です。

そもそも「ブルシット・ジョブって何?」

と、思われる方もいるでしょう。

あまり聞き慣れない言葉で、私は「???」となりました。

意味を調べてみますと、
「不必要、どうでもいい、無駄、むしろ有害」
そんな仕事のことを表すようですね。

医師の働き方改革は大きなテーマですし、宿日直許可もその一つとして話題になっています。

働き方改革は、 医師だけでなく、他の職種にとっても重要なテーマです。
働き方を見直すとは、業務を見直す、ということも視点の一つです。
そこで出て来るのが、業務の改善活動ですね。

業務を効率化することが必要ですし、DX化で可能性は広がっていますし、無駄は省きたいですよね。
同じ人数で、今まで以上の結果を出していく、
人数が少なくなったとしても同等の成果を出す、という視点も大事です。

そこで「注意喚起」です。

それは、いろいろな病院で、改善活動は行われていますが、
それらの改善活動を進める時に、ブルシット・ジョブを増やさないようにしよう、ということ。

「問題点を報告書にまとめて提出してください。」
「問題点を洗い出す会議をしましょう。」

とかですね。

改善活動に限らず、様々な会議が行われていますし、
情報を集めることや話し合うことは悪いことじゃないですが、ただ単純にスタッフの負担は増えますよね。

・この会議は、本当に必要なんだろうか?
・良かれと思ってやったことが、実は、負担を増やしている「だけ」になっていないか?
・アウトプットが少ない割に、作業量(インプット・労力)が多すぎるのでは?
・資料作成であれば、どの程度見られているのだろうか?

など、振り返る必要があると感じます。

そういえば、仕事で広報ツールについて見直す機会を作りたい、と思っています。
広報は、直接的な効果が分かりづらいところですよね。

まず、どれぐらい時間をかけているのかを把握すること。
そして、ブルシット・ジョブ(不必要、費用対効果が低い)になっているツールはないか、
という点、確認してみたいと思っています。

トライすることは大事ですが、そのまま惰性で続けることは不適切です。
適宜見直していきたいと思いますね。

(参考:月刊医療経営士2023年4月号)

以上です。では、また明日(^-^)v

(当該内容は、私の所属する組織とは一切関係はなく、全ての文責は私個人に属します。)

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この記事を書いたのは、こんな人。
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地方の中小病院に勤務する医事課畑出身の企画部門所属にする医療経営士2級。
名は、中神勇輝。2023年、医療経営士1級を受験予定。
(可能なら中小企業診断士も受験する予定。)
趣味は、ドラムと家庭菜園と筋トレ(HIIT最高!)と読書。