【理論と実践】システムの性能評価・システムの信頼性

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令和5年5月1日 病院経営の理論と実践 1814号

■システムの性能評価・システムの信頼性

中神勇輝(なかがみゆうき)
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おはようございます。中神です。

〜今日のテーマ〜

本日の内容は、経営情報システムです!
参考書は「過去問完全マスター(同友舘)」です。

「システムの性能評価・システムの信頼性」について学びを確認します。

「信頼性」というテーマは、頻出論点ですね。

フェイルセーフ、フェイルソフト、フォールバック、フェイルオーバ、フォールトトレランス、
フォールトアボイダンス、フールプルーフ、フォールトマスキング、など、いろいろな言葉があります。

一つ一つ確認していきます。

1、フェイルセーフ

フェールセーフは、重要なデータや人命に関わるシステムで、
障害が発生した場合に機能停止しても、「安全を優先」して対応を行うことです。
被害を最小限に抑える仕組みのことです。

安全を最優先、という点から「セーフ」という言葉とイメージが合致します。

2、フェイルソフト

障害が発生した場合に、その箇所を切り離して、正常動作が可能な箇所を用いて、
機能を維持しようするシステム構成です。
「機能維持」という点がポイントですね。

3、フォールバック

障害を切り離し、機能や性能を限定して「状態の維持・限定的な稼働」を行います。
フォールバックは、状態や行為を指します。
フェイルソフトは、概念を指します。

4、フェイルオーバ

主な機能の動作が継続をできるように設計することです。
例えば、システムの主系で障害が起きた場合に、「予備系への切り替え」などを行います。

5、フォールトトレランス

故障や障害が「発生することを前提」として、
障害が発生しても運転を継続できるように設計を行う考え方ですね。

6、フォールトアボイダンス

故障や障害が「発生しない」ように、構成要素を品質を高めようとします。
フォールトトレランスと対照的な考え方です。

7、フールプルーフ

操作者が誤操作、つまり「馬鹿」なこと(フール)をしたとしても、
システムが危険な動作をしないように、安全対策を施しておくことを言います。

8、フォールトマスキング

「隠しながら障害を修復」していくことを言います。
障害発生時にその障害を内部に留め、外部向けの機能やサービスに影響を与えないように制御する考え方です。

整理して覚えることで理解を深めておきたい内容です。

以上です。では、また明日(^-^)v

(当該内容は、私の所属する組織とは一切関係はなく、全ての文責は私個人に属します。)

テーマについて、ご要望あれば、コメントをどうぞ。

◇病院経営の見える化について公開講座(動画)の講師をする機会を頂きました。感謝(^_^)
https://hcmi-s.net/weblesson-hcm/jmp_consult_01/  (講座)
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この記事を書いたのは、こんな人。

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地方の中小病院に勤務する医事課畑出身の企画部門所属にする医療経営士2級。
名は、中神勇輝。2023年、医療経営士1級を受験予定。
(可能なら中小企業診断士も受験する予定。)
趣味は、ドラムと家庭菜園と筋トレ(HIIT最高!)と読書。