【理論と実践】医療経営士1級試験対策(地域包括ケアシステムの役割と、課題と、できること)

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令和5年8月28日 病院経営の理論と実践 1933号

■地域包括ケアシステムの役割と、課題と、できること

中神勇輝(なかがみゆうき)
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おはようございます。中神です。

〜今日のテーマ〜

本日の内容は、

「地域包括ケアシステムの役割と、課題と、できること」

について。

さて、試験まで、6日(今日を入れて)です。

知識等の最終確認・追い込みをかけていきたいと思います。

2つの問いから考えてみます。

地域包括ケアシステムの5つの役割を軸に、具体的に何ができるか?

です。考えてみましょう。

まず、大枠を確認します。

「住まい」、「生活支援」といった生活を前提に、
「介護」、「医療」、「予防」という専門的な要素を加え、それぞれが連携することで在宅生活を支える!

住まい、生活支援による生活を送る環境整備が前提とは、どういうことでしょうか。

住まいでは、自宅での生活を支えることや、
施設、有料老人ホーム、サービス付き高齢者住宅の運営があるでしょう。
生活支援では、各種団体がカフェやサロンを運営し交流の場を作り、
配食サービスで食事を支え、福祉用具の貸与で生活を支えます。

それらの生活という要素に、
介護、医療、予防という専門的要素を加え、それらが連携し、在宅生活を支えます。

介護では、在宅系・施設系のサービスがあります。
医療では、日常的な医療、急性期医療、回復期医療、慢性期医療があります。
予防では、運動施設、健診、自立支援ですね。

これらが情報を通して、有機的に結びつくことが今後、求められるでしょう。

地域包括ケアシステム実現に向けて、地域にどのような課題があるか?

です。

まず、人材不足への対応です。

少子高齢化です。
見守る家族や介護職員が不足します。
その結果、老老介護も増えています。
介護する家族へのケアも必要になります。
海外の介護職員の採用も解決策の一つですが、事業所の教育などのコスト負担もあります。
介護需要と供給(生産年齢人口の力)の逆転現象は、今後のトレンドです。
病院から在宅への移行が進められていますが、簡単ではありません。

次に、共助から自助へ転換です。

これは容易ではありません。
国の財政も厳しいです。
増える医療・介護ニーズは、保険だけで賄いきれません。
自助を推し進めるのも一つですが、一朝一夕には進みません。

それでも、自分でできることは自分でする、という国民の意識改革が必要ですし、
自分でできることは何かを啓蒙する必要が考えます。

最後に、在宅看取り等の困難さの解決です。

本人や家族が在宅看取りを希望しても、難しいこともあります。
独居、または家族の協力がない場合もあります。
自宅・施設であれば入居者の急変に対応できず、病院へ救急搬送され、病院で延命し、病院で看取られる、
ということもあります。
在宅診療・訪問看護の体制整備が必要ですね。

以上です。では、また明日(^-^)v

(当該内容は、私の所属する組織とは一切関係はなく、全ての文責は私個人に属します。)

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この記事を書いたのは、こんな人。
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地方の中小病院に勤務する医事課畑出身の企画部門所属にする医療経営士2級。
名は、中神勇輝。2023年、医療経営士1級を受験予定。
(可能なら中小企業診断士も受験する予定。)
趣味は、ドラムと家庭菜園と筋トレ(HIIT最高!)と読書。