【理論と実践】少子高齢化の第一段階である2025年と地域医療構想

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令和5年11月10日 病院経営の理論と実践 2008号

■少子高齢化の第一段階である2025年と地域医療構想

中神勇輝(なかがみゆうき)
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おはようございます。中神です。

【大前提】

少子高齢化と地域医療構想について。

地域医療構想の発端は、2025年です。

2025年とは、団塊の世代が75歳以上になる年です。

医療費が増大するであろう年に向けて、病床の最適化を図り、
医療費の最適化を図る、そんな狙いがありますね。

https://www.mhlw.go.jp/content/12601000/001016976.pdf

【少子高齢化と課題】

少子とあるように、現役世代が減っていきます。
そんな中、地域に過剰と言われる急性期病床が人員を囲い込み、
しかし病床利用率が低く、人員配置の無駄が起きている可能性があります。

それぞれの病棟に広く薄く人員が配置される弊害の一つに、
医療の質の低下ということも言われます。

そして、高齢者が増える中で、入院加療を必要とする人口が増えることも事実です。
高齢者が罹りやすい誤嚥性肺炎、大腿骨頸部骨折、軽度の心不全などの疾患に対応できる
サブアキュート機能を地域で構築していく必要があります。

在宅診療のバックアップ機能は、在宅医療の推進へつながり、多死社会への対応にも連動します。
ACPの視点も欠かせません。

これらの動きにどのように対応していくのか、
病棟の在り方、外来の在り方、在宅のあり方、ケアマネジャーや施設と関係性を含めて、
地域医療構想を考えていく必要があります。

以上です。では、また明日(^-^)v

(当該内容は、私の所属する組織とは一切関係はなく、全ての文責は私個人に属します。)

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この記事を書いたのは、こんな人。

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地方の中小病院に勤務する医事課畑出身の企画部門所属にする医療経営士2級。
中神勇輝。2023年、医療経営士1級を受験。無事1次は通過、次は2次試験。
(2023年、中小企業診断士の1次試験は無事通過。次は2次試験)
趣味は、ドラムと家庭菜園と筋トレ(HIIT最高!)と読書。