【理論と実践】病院と関係の深い高齢化の課題(通院困難とACP)

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令和5年11月30日 病院経営の理論と実践 2027号

■病院と関係の深い高齢化の課題(通院困難とACP)

中神勇輝(なかがみゆうき)
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おはようございます。中神です。

地域で、病院と関係の深い課題はどんなことでしょうか?

【通院困難】

よく聞くのは、通院困難、です。

高齢化が進むと、免許証の維持も難しくなります。
富山県は車社会ですので、車の運転ができないと、行動範囲が制限されます。

免許証を返納した場合の富山県射水市からの特典は、以下の通りです。

1、射水市コミュニティバス等無料乗車証(デマンドタクシー含む)5年間有効
2、万葉線回数券2万円相当分
3、加越能バス回数券2万円相当分
4、富山地方鉄道ICカード2万円相当分

ただ、これで全ての行動をカバーすることは難しいです。

家族がいれば、送迎してくれますが、独居世帯も増えていますので、
簡単ではありません。

より融通のきく通院方法として、市が素敵なサービスの実証試験を行ってくれています。

「のるーと射水」です。(以下参照)

https://www.knowroute-imizu.jp/

行政の動きで、こういった取り組みが行われることは大変有り難いこと、と思いますね。

もう一つ、紹介します。

【ACP】

ACPも話題です。

家族や医療・ケアチームと繰り返し話し合い、
共有するのが、アドバンス・ケア・プランニングです。

高齢化が進むと、それだけ亡くなられる方が増えていきます。
QODという考え方もあります。
クオリティ・オブ・デスの略です。

ACPでは、意思決定能力の低下、終末期を含め、
自分らしく生きることを目的として話し合い、作成します。

これらを話し合うメリットは、
なんといっても思いを共有できることでしょう。
思いは口に出さなければ見えません。
家族はもちろん、他人は尚更です。

知るからこそ、望む医療やケアを提供できます。

家族と地域の専門職が協力し合うきっかけにしていくために、
こういったものの普及も地域課題の解決につながりますね。

以上です。では、また明日(^-^)v

(当該内容は、私の所属する組織とは一切関係はなく、全ての文責は私個人に属します。)

テーマについて、ご要望あれば、コメントをどうぞ。

◇病院経営の見える化について公開講座(動画)の講師をする機会を頂きました。感謝(^_^)
https://hcmi-s.net/weblesson-hcm/jmp_consult_01/  (講座)
https://healthcare-mgt.com/article/iryo/jmp_consulting01/  (紹介)

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この記事を書いたのは、こんな人。
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地方の中小病院に勤務する医事課畑出身の企画部門所属にする医療経営士2級。
中神勇輝。2023年、医療経営士1級を受験。無事1次は通過、次は2次試験。
(2023年、中小企業診断士の1次試験は無事通過。次は2次試験)
趣味は、ドラムと家庭菜園と筋トレ(HIIT最高!)と読書。