【理論と実践】介護認定と請求の仕組み(介護福祉経営士テキストを通して)
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令和6年5月23日 医療・介護経営の理論と実践 2202号
■介護認定と請求の仕組み(介護福祉経営士テキストを通して)
中神勇輝(なかがみゆうき)
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おはようございます。中神です。
【はじめに】
令和6年度の診療報酬・介護報酬改定対応に奔走されている医療機関が多いことでしょう。
私もその一人です。
・急性期の厳格化と高齢者救急医療の受け入れ態勢の整備
・基本診療に対する賃上げ分の上乗せ
・負担軽減や連携を促進する取り組み・DX化の評価
・感染対策の労力を補填する加算
・生活や食事を支え、改善するための多職種の協働、地域との連携
を推進するために、新規点数の設定、既存点数の是正が加わったと感じます。
森(全体)を見て、木(個別項目)を見ていく必要があります。
【理由・参考書】
医療介護連携が重要視されていますので、介護福祉経営について大枠を学習しています。
最近は、介護福祉経営士テキスト基礎編1ー4(第3版)
「介護福祉の仕組み」を参考書に使っています。
( テキストは以下からどうぞ。(最新版は第4版です)
https://www.jmpshop.jp/products/detail/2138
「介護福祉経営士テキスト JMIP」で検索してください。 )
学習目標として、介護福祉経営士2級の受験を考えています。
こういった試験・テキストの良いところは知識や体系を網羅的に学べることです。
私自身の理解や補足確認した内容などが混ざりますので、
詳細や正確な内容を確認したい方は、テキストをご購入ください。
【本日の内容】
今回は、「介護認定と請求の仕組み」について、学習しました。
1、サービス提供と報酬請求の仕組み
介護保険の利用希望者は、市町村の窓口に相談します。
チェックリストをもとに、要介護認定申請を進めていきます。
認定調査を受けたり、医師からの意見書をもらうことで、状態に応じた認定を受けます。
認定区分には、要支援1から2、要介護1から5があります。
その認定区分に応じて、必要な介護保険サービスを選択・決定していきます。
要支援であれば、介護予防サービス等、
要介護であれば、施設サービスや居宅サービス、地域密着型サービスを受けることができます。
2、介護報酬の計算
介護報酬の計算方法について見てみましょう。
1単位につき、単価は10円が基本です。
介護報酬で定められた算定基準に従って計算し、国保連合会に請求します。
基本は、利用者に1割、市町村に9割を請求をします。
前月分を、10日までに請求できれば、翌月に支払いを受けることができます。
事業者がサービスを提供してから支払いを受けるまでに約2ヶ月かかる、ということです。
期限を過ぎてしまうと、支払いを受ける期間がさらに先になってしまいますので、
資金繰り上、大変です。
3、請求の流れ
ケアマネージャーと利用者でサービス内容を決定し、介護サービスを受けます。
サービス事業者は、利用者に対して1割を請求し、国保連合会に対して残りの9割を請求します。
ケアマネジャーは、給付管理表や請求書、明細書等を国保連合会に提出します。
国保連合会で審査等を行い、事業者に9割分を支払います。
給付管理表に計画されている単位数を超過していたり、受給資格等に不備があれば、
返戻や査定といった措置が取られます。
介護報酬の請求には、請求書と明細書を作成が必要です。
提供したサービス内容によって使う様式が異なります。
正確・迅速な書類作成、計算が求められますね。
以上です。では、また明日(^-^)v
(当該内容は、私の所属する組織とは一切関係はなく、全ての文責は私個人に属します。)
テーマについて、ご要望あれば、コメントをどうぞ。
◇病院経営の見える化について公開講座(動画)の講師をする機会を頂きました。感謝(^_^)
https://hcmi-s.net/weblesson-hcm/jmp_consult_01/ (講座)
https://healthcare-mgt.com/article/iryo/jmp_consulting01/ (紹介)
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◇試験勉強や本の学びをアウトプットしているYouTubeチャンネルは、こちらです(^-^)
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この記事を書いたのは、こんな人。
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中神勇輝。地方の中小病院に勤務する医事課畑出身の企画部門所属。
2023年、医療経営士1級に合格!
2023年、中小企業診断士の1次試験の2次試験は突破、次は登録。
趣味は、ドラムと家庭菜園と筋トレ(HIIT最高!)と読書。