【1359】社会医療法人って何?
~病院職員が、安心して、仕事の生産性高く、充実して働ける未来の一助へ~
1359日目。がみチャンネルより、中神がお届けします(^_^)
今日は、「社会医療法人って何?」ということについて。
社会医療法人の役割はなんでしょう?
端的にいうと、公的病院が果たせない部分を補完する役割、です。
地域医療にとって大事だが不足しやすい領域は、
・救急医療
・へき地医療
・周産期医療
・小児救急医療
・災害医療
など。
これらの領域は、不採算になりやすく負担も大きいため、継続が難しい領域です。
そこで、地域のために自治体・公的病院がその役割を担うことが期待されます。
しかし、自治体病院がその役割を果たせなくなってきている現実があります。
理由は、
・繰入などを支援してきた自治体の財政難(高額建築による減価償却費、人件費)
・医師不足
・事務職員の定期的な異動(腰を据えて経営に関わる人がいない)
・診療報酬の引き下げ
など。
これらによって、期待される役割・医療の領域を縮小せざるを得なくなります。
その地域で不足しがちな医療を、社会医療法人に補完してもらうという制度ですね。
地域の中核病院としての公的な役割を果たすことが求められる分、収益業務の許可、法人税の優遇等があります。
経営形態として知っておきたい知識(医療経営士1級試験 予想問題集)のシェアでした。
以上です。では、また明日(^-^)v
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この記事を書いたのは、こんな人。
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地方の中小病院に勤務する医事課畑出身の企画部門所属にする医療経営士2級。
名は、中神勇輝と申します。今年、医療経営士1級を受験予定。
(可能なら中小企業診断士も受験する予定。)
趣味は、ピアノとドラムと家庭菜園と筋トレ(HIIT最高!)と読書。