【1358】理事会、幹部会で話し合われる内容って?

2022年2月3日

~病院職員が、安心して、仕事の生産性高く、充実して働ける未来の一助へ~

1358日目。がみチャンネルより、中神がお届けします(^_^)

今日は、「理事会、幹部会で話し合われる内容って?」ということについて。

自分が所属している病院で動いているアレコレ、どこで決まっているのか?

そんな素朴な疑問に答えた内容です。

日常のカンファレンスや委員会などは、議事録という形式で残っていることが多いと思います。
しかし、理事会や幹部会でどんなことが話し合われているか、記録として公開されていることはあまりないでしょう。

理事会と聞けば、病院の大事な方針について考えていそう、よく分からないブラックボックス、いろいろなイメージがあると思います。
幹部会も、同じようなイメージかもしれません。

ということで、その中身について。

まず理事会から触れてみましょう!

参加者は、その名の通り、理事や幹事等といった方々です。

議題例として、

決算・予算の承認、
業務執行の決定、
多額の借財、
重要な資産の処分・譲り受け、
理事長の選任・解任、
重要な職務を持つ人材の選任、
組織設計など、

ですね。

理事たちが重要と考える議題や、いろいろな部署から上がってきたことを決議する場です。
いわゆる戦略的意志決定をする場です。
病院の方針や財産、活動に大きな影響を与える事項について決めている最高意思決定機関ですね。

次に、幹部会を見てみましょう!

私の病院であれば、経営会議に該当します。

対象は、病院長や事務長、部長と言った方々です。

ざっくり言うと、戦術的意思決定がメインです。

経営分析・提案、
最新情報の共有、
現場の課題抽出や解決、

ですね。課長や部長といったマネジメント層がどのようなことをどんなことを話し合う必要があるのか、参考になります。

具体例としては、

病床利用率が下がったので、どうすれば高くすることができるか?
最近、新入院患者数が減ったし、手術の稼働率も下がったがどうするか?
どうすれば増収できるか?
どうすればコスト削減ができるか?

といった、日々の運営などのオペレーションの課題が話し合われます。
最近であれば、最新情報の共有として、診療報酬改定等の紹介をしている医療機関も多いと思います。

自分の法人では、これらの内容がどの程度話し合われているか、内容が漏れていないか、考えるきっかけになればありがたく思います。

以上です。では、また明日(^-^)v

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この記事を書いたのは、こんな人。
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地方の中小病院に勤務する医事課畑出身の企画部門所属にする医療経営士2級。
名は、中神勇輝と申します。今年、医療経営士1級を受験予定。
(可能なら中小企業診断士も受験する予定。)
趣味は、ピアノとドラムと家庭菜園と筋トレ(HIIT最高!)と読書。