【1424】社会医療診療行為別調査結果から見えるもの(包括される診療行為と在宅のすすめ)
~病院職員が、安心して、仕事の生産性高く、充実して働ける未来の一助へ~
中神勇輝です!
1424日目。医療経営の森より、日々の学びや気づきをお知らせします(^_^)
しばらく医療経営士の試験対策も兼ねて、長英一郎さん作成の医療経営士1級の予想問題集より学びをシェアします。
今日のテーマは「社会医療診療行為別調査結果から見えるもの」について、ですね。
大きく2つ取り上げます!
◆入院基本料
DPC、地域包括ケア病棟、療養病棟など、各種診療行為が包括される入院点数は多いです。
例えば、地域包括ケア病棟でも、多くの点数が包括されています。
手術やその他出来高請求できるものもありますが、リハビリが包括されているのは特徴的です。
在宅復帰を促すという点では、リハビリは当然行われるもの、ですね。
何が求められているか、診療報酬から見えてくるものがあります。
DPCでも包括されているものが多いですが、リハビリは請求することができます。
病棟の機能によって、出来高で請求する・しないものが違います。
包括されるものが多いため、過剰医療の抑制の効果もあります。
ただ、過小医療にならないか、という点も要注意です。
経済性とのバランスを取る必要があります。
在院日数
DPC制度によって、在院日数の短縮が促され、在宅での生活こそ「良い」と勧められているのがトレンドです。
在院日数の観点で言えば、入院が長くなると入院の点数が下がります。
病院側からすると、早く退院させようという動きにつながります。
長く入院することによって医療費もかかりますし、逆に患者さんの状態が悪くなってしまうこともあります。
在宅での生活が患者さんの生きる力を強くします。
ただ、在宅復帰、早期退院が行き過ぎると不適切なタイミングでの退院を引き起こしかねません。
患者の視点からすれば最適なタイミングは違います。
本人の症状自体もそうですし、家族の介護力もあります。
護サービスをどのように利用していくのか、生活支援が整ってこそ、地域で暮らしていくことができます。
手術の日帰り化も、どんどん進んでいます。
白内障やポリペクといった手術が外来で行われることで、入院における手術の割合も少しずつ減っていくことでしょう。
医療費の最適化、患者さんの治療、バランスをとって経営戦略を立てていきたいですね。
以上です。では、また明日(^-^)v
(当該内容は、私の所属する組織とは一切関係はなく、全ての文責は私個人に属します。)
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この記事を書いたのは、こんな人。
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地方の中小病院に勤務する医事課畑出身の企画部門所属にする医療経営士2級。
名は、中神勇輝と申します。今年、医療経営士1級を受験予定。
(可能なら中小企業診断士も受験する予定。)
趣味は、ピアノとドラムと家庭菜園と筋トレ(HIIT最高!)と読書。
(記載内容は、所属する医療機関の発言でなく個人の意見です)