【理論と実践】地域共生社会の実現のために医療・福祉専門職種としてできること

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令和5年7月22日 病院経営の理論と実践 1896号

■地域共生社会の実現のために医療・福祉専門職種としてできること

中神勇輝(なかがみゆうき)
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おはようございます。中神です。

〜今日のテーマ〜

本日の内容は、 医療経営士1級受験対策ということで学びをシェアしていきたいと思います。
(長英一郎さん作成の問題集より)

今回は、

「地域共生社会の実現のために医療・福祉専門職種としてできること」

について考えていましょう。
普段、そこまで考えていないテーマした。勉強になります。

まず地域共生社会とは何でしょうか?

確認してみます。

「孤独や孤立、生活困窮を抱える人々が、地域とつながりながら、安心して生活を送ることができる社会」のことですね。

繰り返します。

「孤独・孤立・生活困窮といった課題を抱えながらも、地域とつながることで、安心して生きていける社会」です。

さて、今回のお題です。

その地域共生社会の実現のために、医療・福祉の専門家としてできることは何でしょうか?

まず「世代や分野を超えて、人と人、人と社会資源がつなげる」ことが求められます。
待っていても、つながりませんので、「つなげる」と書かせていただきました。

医療や介護、行政など、その専門家が単独で業務を行っているだけでは、目も手も不足します。
人や企業、事業所が関与し、ようやく実現できる社会です。
言うは易し、行うは難しです。信念と行動力と経営資源が必要です。

医療や介護従事者が結びつき、地域を守っていく。
孤立や孤独から守り、一人ひとりの暮らしや生きがい、そして、地域を守っていくことために何ができるでしょうか?

具体的にどのような取り組みがあるのか確認してみます。

東京都大田区の「みまーも」プロジェクトでは、二つのネットワークがある、とのことです。

気づきのネットワークとして、地域の高齢者の変化に気づくこと。
支援のネットワークとして、その高齢者の変化を見つけた際に、医療福祉につなげていくこと。
この2つのネットワークを起点となり、支援が始める、ということですね。

医療と介護が地域と関与し、地域に根ざした活動を行っていくことが、高齢者や障害者を支援する1つの事例といえます。

医療福祉の専門家としてできることとして、

・医療従事者の立場では、高齢者の体調変化に早期に気づき、受信を促進すること、
・介護従事者の立場では、認知機能の低下を察知、ケアマネージャーに相談すること、

などがあります。

従来、これら医療や介護の専門家が必要とされるのは、いつでしょうか?

そうです。病気になったり、要支援・介護状態になった時です。
ただ、相手のことを十分に知っている訳でないので、本当に適切な介入ができるかというと、
不足する部分も出てくるでしょう。

そこで、よりベターなタイミングとは、患者さんや利用者が元気なうちから関わることです。

平時に、地域住民と医療従事者や介護従事者が関わりを持てるような場を作ることも大事でしょう。

情報発信、健康講座、出張講座、地域のコミュニティーへの参加など、いろいろな機会を作って、
交流の場に行き、関係性を作っていくことが必要になってくるでしょう。

その関係性構築、情報収集が地域や住民に合った医療や介護サービスの提供につながります。
専門職としての本来の力を発揮し、その人に最適なサービスを提供することが可能になります。

まとめます。

地域共生社会において、 それぞれの専門職種だけでは、目も手も不足します。
人や企業、事業所が関与し、医療・介護従事者が地域と程よく結びつき合って、
高齢者や障害者を支援することが、安心した生活につなげることができる、と言えそうですね。

以上です。では、また明日(^-^)v

(当該内容は、私の所属する組織とは一切関係はなく、全ての文責は私個人に属します。)

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この記事を書いたのは、こんな人。
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地方の中小病院に勤務する医事課畑出身の企画部門所属にする医療経営士2級。
名は、中神勇輝。2023年、医療経営士1級を受験予定。
(可能なら中小企業診断士も受験する予定。)
趣味は、ドラムと家庭菜園と筋トレ(HIIT最高!)と読書。

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