【理論と実践】デジタル化の項目選択と標準化、DRINKの活動(中小企業診断士2次試験 事例3)

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令和5年10月5日 病院経営の理論と実践 1971号

■デジタル化の項目選択と標準化、DRINKの活動(中小企業診断士2次試験 事例3)

中神勇輝(なかがみゆうき)
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おはようございます。中神です。

中小企業診断士二次試験に向けて、学びをシェアしています。

実際に問題を解いています。

今回は、令和4年度の事例3の第4問より、
「デジタル化の項目選択と標準化、DRINKの活動」です。

1)設問

C 社社長は、ホームセンター X 社との新規取引を契機として、生産業務の情報の交換と共有についてデジタル化を進め、
生産業務のスピードアップを図りたいと考えている。
C 社で優先すべきデジタル化の内容と、そのための社内活動はどのように進めるべきか、120 字以内で述べよ。

2)公開されている設問の趣旨

生産業務のスピードアップを図り、生産リードタイムを短縮するための C 社の生産業務の課題を整理し、
そのために優先すべきデジタル化の対象、業務内容と、デジタル化構築のために必要となる社内活動について、
助言する能力を問う問題である。

3)初見の所感

生産業務を遅くしている要因は何でしょうか?
まず、ここから見てみたいと思います。

そして、情報共有の項目と社内活動について、どのように行うかというのが主題です。
その材料として、「デジタル化すべき内容がピックアップすること」。
デジタル化の項目には、対象に加え、業務内容もありましたね。
そのデジタル化した項目を使って、「スピードアップを図るための社内の活動」が問われています。

4)与件文からの候補の抽出

設計開始から完成までの金型製作期間は、難易度によって異なる が、
短いもので約 2 週間、長いもので約 1 か月を要する。

・「金型設計」は、設計課が 2 次元 CAD を活用し担当している。発注元との仕様確認が遅くなることや、
発注元からの設計変更、仕様変更の要請があり、設計期間が長くなることもある。

・また設計課では、個別受注の板金加工製品の製品設計も担当するため、
設計業務の混乱が生じ金型製作期間全体に影響することもしばしば生じている。

・C 社の受注から納品に至る社内業務では、
各業務でパソコンを活用しているが、情報の交換と共有はいまだに紙ベースで行われている。

・X 社からの受注品は、商品在庫と店舗仕分けの機能を持つ在庫型物流センターへの納品

・確定納品情報については、X 社各店舗の発注データを毎週月曜日に X 社本社で集計する。
在庫量からその集計数を差し引いて発注点に達した製品について X 社の発注データが C 社に送付される。

・納期は発注日から 7 日後の設定である。

5)考察・解答

すぐ解答?です。

「優先すべきデジタル化の内容は、各課の業務状況である。
社内活動は、受注から納品へのプロセスを社内で情報共有する。」

思いつかない・・・!

6)答え合わせ

「ふぞろいな合格答案(同友館)」を参考にしています。

(1)反省と学び

解答要素に加えるべき視点が、不足していることを痛感しました。

優先すべき、と書かれていたことから、あれもこれも書くことに抵抗を覚えましたが、
合格者の解答を見ると、多面的な視点で答えている人が多かった、とのこと。

確かに、与件文にデジタル化の直接的な課題を書かれているところが少なく、
以前からの課題を解答するのも一つ、と改めて思いました。

受発注・納期情報は明らかに書かれていますが、
生産計画、在庫管理設計業務、進捗情報等も、課題として別問題の解答要素として書かれていましたが、
これらを書くのも、選択肢の一つということです。

これらの情報項目をあげて、社内活動のデジタル化、IT化とくれば何を書けば良いでしょうか?

D:データベース
R:リアルタイム
I:一元管理
N:ネットワーク
K:共有

ですね。

さらには、バラバラのデータのままでは、使い勝手の悪いデータになっていますので、
データの形の「共通化・標準化」、データの扱いの「教育」も必要でしょう。

(2)解答の修正

情報は、受発注・納期情報、生産計画、在庫管理、CADの設計業務、進捗情報である。
社内活動は、紙ベース等で管理しているデータを標準化し、データベース化し一元管理、社内外とリアルタイムで共有し、
社内連携の強化と生産性の向上、納期を短縮化する。

ここまで本番で書けたら、合格ですね。
一つひとつ積み重ねていきます。

7)終わりに

予想以上に手強いです!

解答要素が思いつかなければ、事例企業で課題になっていることは多面的に盛り込むことや、
DRINKの視点、それを実現するためのデータの標準化はしっかり押さえておきたいと思います。

一朝一夕で力は身につきませんので、最後まで粘りたいと思います。

以上です。では、また明日(^-^)v

(当該内容は、私の所属する組織とは一切関係はなく、全ての文責は私個人に属します。)

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この記事を書いたのは、こんな人。

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地方の中小病院に勤務する医事課畑出身の企画部門所属にする医療経営士2級。
は、中神勇輝。2023年、医療経営士1級を受験。結果待ち。
(2023年、中小企業診断士の1次試験は無事通過。次は2次試験)
趣味は、ドラムと家庭菜園と筋トレ(HIIT最高!)と読書。

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