【理論と実践】効率化・適正化を通じた制度の持続可能性の向上

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令和7年12月21日 医療・介護経営の理論と実践 2778号

■効率化・適正化を通じた制度の持続可能性の向上

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おはようございます。中神です。

12月12日に、令和8年度診療報酬改定の基本方針の概要が発表されました。

その大項目が、4つ示されており、今日は、その4つ目です。
それが、以下の内容です。

(4)効率化・適正化を通じた医療保険制度の安定性・持続可能性の向上

【具体的方向性】

○後発医薬品・バイオ後続品の使用促進
○OTC類似薬を含む薬剤自己負担の在り方の見直し
○費用対効果評価制度の活用
○市場実勢価格を踏まえた適正な評価
○電子処方箋の活用や医師・病院薬剤師と薬局薬剤師の協働の取組による医薬品の適正使用等の推進
○外来医療の機能分化と連携(再掲)
○医療DXやICT連携を活用する医療機関・薬局の体制の評価(再掲)

基本的視点に、

「高齢化や技術進歩、高額な医薬品の開発等により
医療費が増大していくことが見込まれる中、国民皆保険を維持するため、
医療資源を効率的・重点的に配分するという観点も含め、
制度の安定性・持続可能性を高める不断の取組が必要である。」

「医療関係者が協働して、医療サービスの維持・向上を図るとともに、
効率化・適正化を図ることが求められる。」

と書かれていますように、

「医療保険制度の安定性・持続可能性」が、キーワードです。

そのためには、同等の質を、
これまでと同じ(むしろ少ない)資源投入量で
実現していかなければならないことを表しています。

大きくは、後発医薬品、薬剤の自己負担、適正な評価など、
薬に対する適正化があり、
医療DXの実現やICTなどの活用が必須です。

少ない資源投入量で、同じアウトプットを、
または、同じ資源投入量で、より多くのアウトプットを
出していくことが求められます。

その取り組みが、今回の診療報酬改定で、どのように評価されるか、
注視していきましょう。

以上です。では、また明日(^-^)v

(当該内容は、私の所属する組織とは一切関係はなく、全ての文責は私個人に属します。)

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この記事を書いたのは、こんな人。
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中神勇輝(なかがみゆうき)。地方の中小病院に勤務する医事課畑出身の企画部門所属。
中小企業診断士、医療経営士1級。
趣味は、マラソン、ドラム、家庭菜園、筋トレ(HIIT)、読書。

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