【1286】 QMS(クオリティマネジメントシステム)の基本

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今日は、「 QMS(クオリティマネジメントシステム)の基本」について。
医療経営士テキスト「医療品質経営」からの学びのシェアです。

心に残った内容の一つ目!

QMS(クオリティマネジメントシステム)の基本は、
「部門が果たすべき業務のPDCAを適切に回すこと」。

ですね。

その際の手順、チェックポイントは、

1)それぞれの部門が果たすべき業務が何であるか
2)それぞれ業務の目的は何か、何のために、何をするのか
3)その目的の達成尺度、管理項目は何か
4)その達成するための手段は何か
5)定めた通りに活動を行っているか、体制を整えているか
6)活動の結果を管理項目で評価する
7)評価が管理水準の間であれば継続する
8)管理水準から外れた場合、原因を追求し、しかるべき応急処置も行っているか
9)重要な管理項目は定期的に報告しているか

と紹介されていますが、この中の管理水準という言葉が、個人的キーワードです。

経営数値を見る立場にあり、色々な数字を見ています。
色々な要素が重なり合う中で、いつも同じ成果を出すことはできません。
そんな時に、管理水準を設定して取り組んでいるかは結構大事です。

いつもいつも目くじらを立てていては、お互い疲れますし、
嫌な気分にもなります。

だから、ここまで下がったら(上がったら)問題だ!というところを決めて、
対応する、この項目設定、仕組みを作ることが重要ですね。

また、トップは、現場の生々しい声を聞くべきである、とも言われます。
その時の質問例として、

・あなたの仕事は、何ですか
・仕事の出来栄えは、どのように判断していますか
・仕事の目的を達成するための手段や手順はありますか
・それらの手段・手順に従って実施した内容について、例をあげて説明してください
・実施事項や結果を管理項目で把握していますか
・管理水準外の事例への対応について聞かせてください
・慢性的な問題について改善活動を計画的に推進していますか

ということが紹介されていました。
ここでも管理水準という言葉が出てきています。

指標を設定し、問題があれば対応しているかどうか。
「可視化」と」品質管理」は切っても切り離せない、と感じます。

以上です。では、また明日(^-^)v

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