【1299】財務キャッシュフローと借入金

2022年1月16日

~病院職員が、安心して、仕事の生産性高く、充実して働ける未来の一助へ~

今日は、「財務キャッシュフローと借入金」ということについて考えてみたいと思います。

中小企業診断士の二次試験の参考書「事例4合格点突破計算問題集」からの学びのシェアです。

前回は投資活動、前々回は営業活動について触れました。
今回は、最後の財務活動のキャッシュフローです。

財務活動といえば、試験でよく出るのは短期借入金と長期借入金の動き、配当金あたります。
病院では配当金というものはありませんが、一般の会社では株主への配当があります。
利益が出れば、そこからの配当金を出します。

この借入金、何に影響するか、というと、大きなものは利息の支払いです。

経営分析で言えば、経常損益です。
建物の建築、設備の購入のために、長期借入金で資金を賄ったとします。
新しい事業がうまく軌道に乗れば良いですが、最初からうまくいかないことも多々あります。
特に、初年度は、なかなか収入に結びつかずに、支払利息が利益を圧迫することもあります。

長期借入金で賄う場合、利息がどれくらい発生するのか、
ということにピンとこなければいけません。
お金を借りたら借りた分だけのリスクもあり、経常利益に影響が出る。
利息の支払いでキャッシュも出て行きます。
とはいえ、現金だけで賄おうとすれば、投資できるお金が限られますので、
機会損失、成長の止めてしまいかねません。
逆に、借り入ればかり増やしてしまうと借金返済や利息の支払いに苦しみます。

その辺のバランスを考えることも大事な経営分析の一つですね。

以上です。では、また明日(^-^)v

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