【1413】人口動態から見る経営戦略の検討例
~病院職員が、安心して、仕事の生産性高く、充実して働ける未来の一助へ~
1413日目。医療経営の森より、中神がお届けします(^_^)
しばらく医療経営士の試験対策も兼ねて、長英一郎さん作成の医療経営士1級の予想問題集より学びをシェアします。
今日のテーマは「人口動態から見る経営戦略の検討例」。
将来の人口動態は、すでに起きた未来と言われます。
その動きで大きなものは、高齢者が増加することが挙げられます。
例えば、東京における人口動態の変化の特徴は、65歳から74歳の人口と、75歳以上の人口が2020年に逆転。
生産年齢人口の減少は、ますます加速するでしょう。
高齢者が増えることで、独居の方、老々介護の方、認知症の方、病気になったら悪化しやすい方が増えることが想定されます。
生産年齢人口が減ることで、介護や医療が必要な方を診察したり、介護できる人が少なくなっていきます。
医療・介護業界では、新卒、中途採用ともに、採用が困難になっていきます。
建物あれど、人は無し、といった状況にもなりかねません。
施設に入れず、在宅での対応が必要になる人をどうするか、という課題も出てきます。
40歳から64歳の生産年齢人口は、東京では、2030年までは増える想定ですが、手放しで喜ぶ訳にいきません。
介護や育児のダブルケアの負担があります。
そういった人手不足の中で対応しなければいけないことは何でしょうか?
例えば、高齢者の方が、社会参加できる仕組みも必要です。
EPAといった外国人の雇用に取り組むことも大事です。
短時間労働などの多様な働き方を仕組み化していくことが求められます。
今後の経営戦略を考えるにあたって、人口動態の変化は切っても切り離せません。
採用のあり方、働き方の仕組み、高齢者が元気に暮らせる地域をどのように作っていくのか。
大きな方向性の中、地域にあった具体的な戦略を立てていきたいですね。
以上です。では、また明日(^-^)v
(当該内容は、私の所属する組織とは一切関係はなく、全ての文責は私個人に属します。)
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この記事を書いたのは、こんな人。
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地方の中小病院に勤務する医事課畑出身の企画部門所属にする医療経営士2級。
名は、中神勇輝と申します。今年、医療経営士1級を受験予定。
(可能なら中小企業診断士も受験する予定。)
趣味は、ピアノとドラムと家庭菜園と筋トレ(HIIT最高!)と読書。
(記載内容は、所属する医療機関の発言でなく個人の意見です)