【1417】急性期病院における外来の採算性

~病院職員が、安心して、仕事の生産性高く、充実して働ける未来の一助へ~

1417日目。医療経営の森より、中神がお届けします(^_^)

しばらく医療経営士の試験対策も兼ねて、長英一郎さん作成の医療経営士1級の予想問題集より学びをシェアします。

(旧年度版です。最新版は、以下からどうぞ。)

今日のテーマは「急性期病院の外来の採算性」について。

病院の外来、皆さんもお世話になっていることが多いのではないでしょうか。

多くの患者さんが来院され、収益が出ていると思いきや、不採算になりやすいのが外来でもあります。

なぜそうなるのか、考えてみましょう。

通常、外来は、多くの患者さんを診察するために、より多くの医師やスタッフを必要とします。

常勤の医師は、一定数、固定の患者さんがつきやすく、紹介も受けやすいため、治療や検査にもつながりやすいです。

一方、非常勤の医師は、常勤の医師と比べると、どうしても診察できる患者数が少なくなります。
また、診療単価も低く、人件費に見合った収益になり難いです。

また、外来は、救急外来も兼ねているため、その体制の確保のために医師や看護師の配置が必須です。
その割には、患者数が少なく、収益が出にくい、という事情もあります。

上記の通り、費用の割に、収益が低いため、赤字になりやすいです。
だからといって、仕方ない、と諦めるわけにもいきません。

非効率な部分の効率化、生産性の低い部分を如何に高めていくか、不採算の要因を深掘りし、改善できるところの見える化から始めていきたいですね。

以上です。では、また明日(^-^)v

(当該内容は、私の所属する組織とは一切関係はなく、全ての文責は私個人に属します。)

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◇病院経営の見える化について公開講座(動画)の講師をする機会を頂きました。感謝(^_^)
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この記事を書いたのは、こんな人。
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地方の中小病院に勤務する医事課畑出身の企画部門所属にする医療経営士2級。
名は、中神勇輝と申します。今年、医療経営士1級を受験予定。
(可能なら中小企業診断士も受験する予定。)
趣味は、ピアノとドラムと家庭菜園と筋トレ(HIIT最高!)と読書。
(記載内容は、所属する医療機関の発言でなく個人の意見です)