【1416】地域包括ケアシステムにおける医療法人の役割とは何か?

~病院職員が、安心して、仕事の生産性高く、充実して働ける未来の一助へ~

1416日目。医療経営の森より、中神がお届けします(^_^)

しばらく医療経営士の試験対策も兼ねて、長英一郎さん作成の医療経営士1級の予想問題集より学びをシェアします。

(旧年度版です。最新版は、以下からどうぞ。)

今日のテーマは「地域包括ケアシステムにおける医療法人の役割とは何か?」。

戦略を考えるにあたり、「地域包括ケアシステムで求められる機能」を考えることはとても大事です。

まず、地域包括ケアシステムの視点を5つあげてみましょう。

住まい
医療
介護
予防
生活支援

この5つです。

これらを5つのものが一体となって提供されるシステムが地域包括システムです。
自分らしい生活、地域で生きていくためには、何が必要でしょうか。

1つずつ見てみましょう。

・住まい

医療法人が提供できるものは、介護老人保健施設や高齢者住宅です。
退院先としても重要ですし、連携が必要な機能です。

・医療

病院やクリニックです。外来や入院、在宅といった機能があります。

・介護

居宅介護支援事業所では、ケアマネージャーが、その人にあった「ケアプラン」を立てます。
入所サービス、デイケア、通所サービスなど、それらもまた介護サービスとして生活を支えることになります。

・予防

健診センター、運動施設などを行うこともあるでしょう。
患者・住民教育もとても重要です。
病気になる前に、健康な生活を送っていただけるような取り組みをしていきたいですよね。

・生活支援

訪問介護や訪問看護など、在宅の生活を支えるためにはとても重要な機能です。
在宅ならではの、見えない治療効果があります。
安心して過ごせる、病院にはない「安心」がありますよね。
そして、そういった人的サービスだけでなく、福祉用具の貸与、配食サービスといった食事の提供もまた生活を支える大事なことです。

住まい、医療、介護、予防、生活支援、それぞれの視点で医療法人として何ができるのか考えてみましょう。

以上です。では、また明日(^-^)v

(当該内容は、私の所属する組織とは一切関係はなく、全ての文責は私個人に属します。)

テーマについて、ご要望あれば、コメントをどうぞ。

◇病院経営の見える化について公開講座(動画)の講師をする機会を頂きました。感謝(^_^)
◇過去の内容、記事はこちらから是非(^-^)

この記事を書いたのは、こんな人。
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地方の中小病院に勤務する医事課畑出身の企画部門所属にする医療経営士2級。
名は、中神勇輝と申します。今年、医療経営士1級を受験予定。
(可能なら中小企業診断士も受験する予定。)
趣味は、ピアノとドラムと家庭菜園と筋トレ(HIIT最高!)と読書。
(記載内容は、所属する医療機関の発言でなく個人の意見です)