【1418】保健医療2035と地域包括ケアステムの構築
~病院職員が、安心して、仕事の生産性高く、充実して働ける未来の一助へ~
1418日目。医療経営の森より、中神がお届けします(^_^)
しばらく医療経営士の試験対策も兼ねて、長英一郎さん作成の医療経営士1級の予想問題集より学びをシェアします。
今日のテーマは「保健医療2035と地域包括ケアステムの構築」について。
地域包括ケアシステム「安心して高齢者が最後まで地域で暮らし続けていくための仕組み」とは何でしょうか?
保健医療2035から考えていましょう。
キーワードは、「質の改善」、「ケア」、「自助」の3つです。
・質の改善の視点
少子高齢化が進んでいます。
税収や保険料収入にも限りがあります。
厚労省の行政規制による社会保障費の削減にも限界があるでしょう。
診療報酬改定で改革できることは限られています。
労働者側の視点であれば、いかに生産性を改善していくのか、ということも重要です。
診療報酬改定でも、働き方改革・DX化が推進されています。
・ケアの視点
キュアの視点から見ると、延命、平均寿命が注目されますが、ケアの視点から見た健康寿命からも考えてみたいですね。
終末期段階での安易な救急車利用も避けるようにするにはどうすれば良いか。
抗がん剤の過剰使用の抑制。
などが取り上げられていました。
治療効果という点だけではなくて、健康寿命という観点で生活を支えていく。
キュアからケアへの脱却の一例として、お世話介護からの脱却も必要です。
・自助の視点
国民が健康になることが大事です。
そもそも患者さんが健康にならなければ、「病院を受診する」という事象は起き続けます。
病気にならないようにするためにどうすれば良いか?
健康的な生活のヒントは何か?
健康や運動に関する情報提供やイベントの開催も一つです。
健診等、予防医療の推進も大事です。
要介護度の改善の介護予防の取り組みも必要でしょう。
それらを評価する介護保険制度の設計・評価があると良いかもしれません。
国民が、医療保険制度について知ることも大事です。
税収や社会保険収入が少なくなっていく中、社会保障や税金に対する理解を深める取り組みも必要です。
人から助けてもらうだけじゃなくて、自分でできることは自分でする、という自助が今後、ますます求められていきます。
受け身の「悪くなってからの健康維持」でなく、攻めの「良くする健康促進の推進」が地域を守ることになります。
医療機関に何ができるか?
地域住民の声を聞き、考え、実行していきたいですね。
以上です。では、また明日(^-^)v
(当該内容は、私の所属する組織とは一切関係はなく、全ての文責は私個人に属します。)
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この記事を書いたのは、こんな人。
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地方の中小病院に勤務する医事課畑出身の企画部門所属にする医療経営士2級。
名は、中神勇輝と申します。今年、医療経営士1級を受験予定。
(可能なら中小企業診断士も受験する予定。)
趣味は、ピアノとドラムと家庭菜園と筋トレ(HIIT最高!)と読書。
(記載内容は、所属する医療機関の発言でなく個人の意見です)