【1464】認知症ケア加算の算定率向上を通した医療の質、経営の質向上
~病院職員が、安心して、仕事の生産性高く、充実して働ける未来の一助へ~
中神勇輝です!
1464日目。「病院経営の理論と実践塾」より、日々の学びや気づきをお知らせします(^_^)
しばらく医療経営士の試験対策も兼ねて、長英一郎さん作成の医療経営士1級の予想問題集より学びをシェアします。
今日のテーマは「認知症ケア加算の算定率向上」を通して学んでみたいと思います。
3つの観点から見てみましょう。
・経営の視点
・患者の視点
・基準の視点
この3点について、一つ一つ確認していきます。
まず、経営の視点です。
当たり前ですが、収益の向上につながります。
毎日算定できる点数です。
診療報酬点数の算定は、医療の質を上げることにもつながります。
具体的な加算取得時の収益試算を出すことや、算定のために必要な追加人員の聞き取りなども求められます。
また、その際大事なのは、その診療報酬の点数の趣旨や基準等を、しっかり現場に伝えることです。
次は、患者の視点です。
医療の質につながる、ということは患者さんのためになる、ということです。
身体拘束を無しにすること、取り組みを行うことで褥瘡や感染防止にもつながります。
院内デイケアの実施をすることで拘束を減らせるかもしれません。
そういった事例が他院で行われていないか、といった情報収集も大事です。
認知症患者を受け入れている体制について紹介元へ周知することで、周りの医療機関や施設も紹介の参考にするでしょう。
そうなった場合に、対象者の紹介があった時に断らないように連絡することも必要ですね。
最後に、基準の視点です。
身体拘束は40%の減算になります。
できるだけ拘束しないような取り組みも必要です。
経営、患者、基準の3視点を軸に、
・職員への趣旨や基準等の説明
・協力依頼
・他院の情報収集
・取り組んでいるについて外部への広報
などを行い、診療報酬の算定を通して医療の質向上、経営の質向上につなげていきたいですね。
以上です。では、また明日(^-^)v
(当該内容は、私の所属する組織とは一切関係はなく、全ての文責は私個人に属します。)
テーマについて、ご要望あれば、コメントをどうぞ。
この記事を書いたのは、こんな人。
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地方の中小病院に勤務する医事課畑出身の企画部門所属にする医療経営士2級。
名は、中神勇輝と申します。今年、医療経営士1級を受験予定。
(可能なら中小企業診断士も受験する予定。)
趣味は、ピアノとドラムと家庭菜園と筋トレ(HIIT最高!)と読書。
(記載内容は、所属する医療機関の発言でなく個人の意見です)