【理論と実践】質、コスト、アクセスの3つの視点

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令和4年8月8日 病院経営の理論と実践 1548号

■質、コスト、アクセスの3つの視点

中神勇輝(なかがみゆうき)
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おはようございます。中神です。

中小企業診断士試験もひと段落。
次は、本チャン?の医療経営士1級試験に向けて最終調整です!

ルーティーンのラジオ体操も今週で終わりです。
良い生活習慣を続けていきたい、と思います。

今日は、医療経営用語集(日本医療法人協会東京都支部)より、
学びをシェアします。

オレゴン・ルール。

あまり、聞いたことない!という言葉です。

これは、某牛丼チェーンの「やすい、はやい、うまい」に似ていますが、

・すぐいつでも診てもらえる(はやい)
・質の高い(うまい)
・安い(やすい)

この3つについて、国民は、2つは自由に選択できるが、3つ求めることは不可能。

というルールです。アメリカ発祥?

質、コスト、アクセスの3つの視点で、
診療報酬制度は、高い評価を受けてきましたが、維持は難しくなってきています。
コストも高くなってきています。
待ち時間が長い医療機関も多いです。

国の財政が厳しくなければ、患者負担もあがりますし、
病院の評判によって、一部の医療機関に一極集中も起きます。
いつでも診てもらえるは、無理です。
質の担保も難しいです。

それらを診療報酬改定などで誘導しようとしていますが、
なかなか簡単には行きません。

イチ医療機関の立場で考えても、
質の高い医療やサービスを届けようとすれば、システムの改修も必要ですし、人員も必要です。
そのためには、コストがかかります。

医療の質やサービスの質をあげれば、患者さんが集中しますので、
いつでも診てもらえる、そんな状況にはなりません。

質、コスト、アクセスの3つの視点すべてをバランスよく取り組むことも大事ですが、
現実問題、イチ医療機関の努力だけでは難しいこともありますね。

医療機関の機能、患者さんの求めていることができるだけ重なり合う点を見つけていきたいですね。

以上です。では、また明日(^-^)v

(当該内容は、私の所属する組織とは一切関係はなく、全ての文責は私個人に属します。)

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この記事を書いたのは、こんな人。

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地方の中小病院に勤務する医事課畑出身の企画部門所属にする医療経営士2級。
名は、中神勇輝と申します。今年、医療経営士1級を受験予定。
(可能なら中小企業診断士も受験する予定。)
趣味は、ピアノとドラムと家庭菜園と筋トレ(HIIT最高!)と読書。
(記載内容は、所属する医療機関の発言でなく個人の意見です