【理論と実践】オンライン資格確認のメリット?

2022年8月30日

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令和4年8月29日 病院経営の理論と実践 1569号

■オンライン資格確認のメリット?

中神勇輝(なかがみゆうき)
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おはようございます。中神です。

目覚ましをかけていなかったら、気づいたら6時を過ぎていました。
シマッタ!です。

本日も長英一郎さん作成の医療経営士1級予想問題集より。

オンライン資格確認について医療機関のメリットは?

ということで、4つポイントを紹介します。

・診療報酬で評価

2022年診療報酬改定で、評価されましたね。

「薬剤情報や特定健診情報を取得し、診療に活用することで
算定できる点数」です。
診療報酬での評価は、収益に直結します。

ただ、種々、ご意見あり、2022年10月から、評価方法が変わります。

新しい点数は、「医療情報システム基盤整備体制充実加算」ですね。
オンライン資格確認システムを導入する医療機関を受診した時、
通常の保険証を確認した場合は、4点の加算。
システムを利用した場合は、2点の加算。
ざっくりいうと、こんな感じです。

国の本気を感じます。

・閲覧

「薬剤情報や特定健診情報を閲覧する」ことができるので、
患者さんの自己申告以外に、情報を得られる、という点がメリットです。

「災害時」、例えば、お薬手帳を失った、など。そんな時にも有効です。

・最新の情報確認

保険証の記号・番号・名前・生年月日などを確認し、
医事会計システムに入力する。
手間です。間違いもあります。

「オンライン資格確認システムと医事会計システムを連動させて
自動化」させることができれば、

相当の業務削減、
正確な請求、
患者の待ち時間負担軽減、

につながります。

・返戻対応

誤った請求があったときに、レセプトが返礼されることがあり、
その対応には、患者や 保険者への確認などが発生し、手間です。
これまた、オンライン資格確認を行うことで、
正確な最新の情報を得ることができます。

ただ、どのタイミングで患者さんに同意を得て、
オンラインでの資格確認を行うのか、など、
運用上の課題はありそうです。

業務削減の可能性として、選択肢が広がるのは良い傾向ですね。

以上です。では、また明日(^-^)v

(当該内容は、私の所属する組織とは一切関係はなく、全ての文責は私個人に属します。)

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この記事を書いたのは、こんな人。

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地方の中小病院に勤務する医事課畑出身の企画部門所属にする医療経営士2級。
名は、中神勇輝と申します。今年、医療経営士1級を受験予定。
(可能なら中小企業診断士も受験する予定。)
趣味は、ピアノとドラムと家庭菜園と筋トレ(HIIT最高!)と読書。
(記載内容は、所属する医療機関の発言でなく個人の意見です)