【理論と実践】外来機能報告制度と他院との比較

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令和4年8月30日 病院経営の理論と実践 1570号

■外来機能報告制度と他院との比較

中神勇輝(なかがみゆうき)
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おはようございます。中神です。

さて、今日も医療経営士1級受験直前アウトプットです!
本日も長英一郎さん作成の医療経営士1級予想問題集より。

外来機能報告制度。
医療機関が他院と自院を比較して経営改善にいかに役立てるか?

ということで、4つポイントを紹介します。

1、外患者数と外来のスタッフ配置数比較

外来患者数に対し、どの程度のスタッフを配置しているかを確認する。
(外来のスタッフ数は、施設基準がないので、制度的な適正配置数は分からない)

そこで、過剰な配置となっているのであれば、他の部署への配置転換の検討材料とする。

2、高額医療機器・設備の比較

高額医療機器や設備の配置状況を比較し、設備投資額の減少を検討する。
地域の医療機関と重複している施設があれば、共同利用を検討する。

3、紹介率・逆紹介率の分析

紹介率・逆紹介率が高ければ、
新しい施設基準の検討、地域医療支援病院や紹介重点医療機関を検討する。
逆紹介率が低ければ、単価の低い患者を紹介し、入院医療に特化する。

・救急医療実施状況の分析

医師の働き方改革に繋げる。

休日・夜間・時間外の受診が入院につながっていないのであれば、
時間内に受診していただけるように促す。

夜間の呼び出しを減らし、宿日直許可へ繋げる。

外来機能報告制度。
そこから分かるデータをどのように活用するか、学びになりました。

以上です。では、また明日(^-^)v

(当該内容は、私の所属する組織とは一切関係はなく、全ての文責は私個人に属します。)

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この記事を書いたのは、こんな人。
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地方の中小病院に勤務する医事課畑出身の企画部門所属にする医療経営士2級。
名は、中神勇輝と申します。今年、医療経営士1級を受験予定。
(可能なら中小企業診断士も受験する予定。)
趣味は、ピアノとドラムと家庭菜園と筋トレ(HIIT最高!)と読書。
(記載内容は、所属する医療機関の発言でなく個人の意見です)