【理論と実践】キャッシュレスが生み出した付加価値 〜売り上げ増への貢献度〜

~病院職員が、安心して、仕事の生産性高く、充実して働ける未来の一助へ~

ご友人等へのメルマガ紹介はこちらから。
https://www.mag2.com/m/0001682907
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
令和5年2月7日 病院経営の理論と実践 1731号

■キャッシュレスが生み出した付加価値 〜売り上げ増への貢献度〜

中神勇輝(なかがみゆうき)
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

おはようございます。中神です。

〜最近のブログのテーマ〜

・平日は、中小企業診断士関係
・土日は、医療・介護経営関係

今日は、平日ですので、中小企業診断士関係です。
最近の参考図書は、「中小企業白書」です。

〜今日のテーマ〜

「キャッシュレス・ポイント還元事業の実施の時期と目的」

2019年10月1日の消費税増税による景気の落ち込みを緩和するため、 2020年6月30日まで実施された。

・地域別に見た決済回数や決済金額

決済回数の割合を見ると、関東地域では、約5割を占めている。
人口1万人当たりの決済回数で見ると、中国地域での決済回数が多い。

決済金額で見ると、関東地域では他の地域と比べて少額決済でのキャッシュレス決済が使われている場合が多い。
人口1万人当たりの決済金額を見ると、中国地域と中部地域で、他の地域と比べて決済金額がやや大きくなっている。

とあります。

関東で決済回数が多いです。
人口そのものも多いですし、電車の利用も頻繁ですので、必然ですね。

1万人当たりで見ると、回数・金額ともに中国地方は多いです。
中国地方では、交通系電子マネーはイマイチですが、コード決済の導入事例が多いようです。
そのあたりが要因かもしれません。

・決済手段別に見た決済回数や決済金額

回数ベースで見ると、どの地域においても、
その他電子マネーが多数を占め(80%前後)、次に、クレジットカード、QR コードと続いている。

金額ベースで見ると、クレジットカードの比率が5割を超える地域が半数を占めている。
クレジットカードは高額決済に用いる、
電子マネーは少額決済に用いられている場合が多いと考えられる。

とあります。

イメージ通りです。

クレジットカードを普段使いする機会も増えましたが、
やはり高額な取引には、クレジットカードを使うことが多いですね。
QRコード決済は、ちょっとした買い物で使います。

病院でもQRコード決済は増えましたね。
入院費はクレジットカード、外来はQRコード、そんな印象もあります。

・キャッシュレスの利用シーン別の決済回数、決済金額

いずれの地域においても、コンビニエンスストアや、
食料品において決済回数が多いことが見て取れる。

利用シーン別に見た決済金額を見ると、
決済回数と比較して、
コンビニエンスストアにおける決済金額の割合が小さい一方、
飲食業やドラッグストア等を含む「その他小売」、
タクシーやクリーニング店といった「その他サービス」において、
決済金額の割合が高いことが見て取れる。

とあります。

日々の財布(小銭)の代わりに使う、というイメージです。
クレジットカードでも、似たような使い方(毎月同じ金額)をするなら、特段リスクも無いですし、
ポイントも貯まるので良いかな、と思います。
特定のショップで買えば、ポイント3倍なんてこともあります。

現金がなくても購入できるので、需要喚起にはつながっていますね。

・キャッシュレスの決済単価

平日または休日の一日当たりの平均決済金額を
一日当たりの平均決済回数で除して算出したものである。

これを見ると、いずれの地域においても、平日よりも休日の方が、決済単価が高いことが分かる。
また、平日における決済単価を地域別に見ると、四国地域が最も高く、
休日においては中部地域が最も高いことが見て取れる。

とあります。

休日に、高額な買い物をするのが多い、ということがよく分かります。
いかに、休日に顧客を呼ぶか、大事な視点ですね。
ただ、病院は基本、休日はお休みですし、呼ぶ、という類のものはない点が全く違いますが・・・。

以上です。では、また明日(^-^)v

(当該内容は、私の所属する組織とは一切関係はなく、全ての文責は私個人に属します。)

テーマについて、ご要望あれば、コメントをどうぞ。

◇病院経営の見える化について公開講座(動画)の講師をする機会を頂きました。感謝(^_^)

◇過去の内容、記事はこちらから是非(^-^)
◇試験勉強や本の学びをアウトプットしているYouTubeチャンネルは、こちらです(^-^)

この記事を書いたのは、こんな人。
ーーーーーーーーーーーーーーー
地方の中小病院に勤務する医事課畑出身の企画部門所属にする医療経営士2級。
名は、中神勇輝。2023年、医療経営士1級を受験予定。
(可能なら中小企業診断士も受験する予定。)
趣味は、ドラムと家庭菜園と筋トレ(HIIT最高!)と読書。