【理論と実践】大規模震災への対応(平時から取り組むこと)

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令和5年5月26日 病院経営の理論と実践 1839号

■大規模震災への対応(平時から取り組むこと)

中神勇輝(なかがみゆうき)
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おはようございます。中神です。

〜今日のテーマ〜

本日の内容は、医療経営士1級受験対策ということで学びをシェアします。
(長英一郎さん作成の問題集より)

本日のテーマは、大規模震災への対応です。

介護サービス提供の現場で、大規模災害等が発生した場合に、
事業継続のために、日ごろから準備・検討しておく内容について考えてみたいと思います。

さて、どのような内容が思いつくでしょうか。

私は2つでしたね。
予想問題集の回答例では、大きく6つ挙げられていました。

1、災害対策計画の策定

災害対策計画の策定をしましょう、ということです。
計画を立てる過程で、新たな知識を吸収する機会になりますし、
現状不足する機能や資源を認識し、課題を見つけることができます。
対策チームを作って組織的な連携の最初の一歩にもつながります。

2、スタッフの研修

最近、たまたま病院でも防災訓練を行いました。
半年に1回はするように勧められていますね。
定期的な訓練をすることで、必要な知識や行動について再確認できました。
たかが訓練、されど訓練。
やるかやらないかで、いざという時の一瞬の判断が変わります。
継続していくことがとても重要ですね。

3、避難場所の確保

災害が起きた時に、皆さんの病院や施設では避難場所は決まっているでしょうか?
職員はどのような対応するでしょうか?
避難経路や避難の方法(病院や施設は寝たきりの方も多く一般的な方法と勝手が違う)に
ついてしっかり確認しておきたいですね。

4、備蓄品の整備

備蓄品といえば、食料や水、医療品や衛生用品など、
生活に必要なもの、医療介護等に必要なものがあります。
備蓄できているか。
管理できているか。
10年前に備蓄したまま放置している、ということはないでしょうか。
時折、消費期限の切れそうな備蓄品の配布が行われていれば管理されている証拠でしょう(笑)

5、情報共有の仕組み作り

スタッフ間の連携が求められます。
情報がないと何をしたら良いか分かりません。
非常時、どこに連絡すれば良いのか。
連絡網はできているか。
大事ですね。

6、連携先との協定締結

これが、なかなか思いつきませんでした。
非常時、近隣施設や自治体と協力しあってやっていかなければなりません。
自分たちでできることには限界がありますし、
できなくなることもあります。
連携しあって乗り切る体制作りもまたBCPですね。

以上です。では、また明日(^-^)v

(当該内容は、私の所属する組織とは一切関係はなく、全ての文責は私個人に属します。)

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この記事を書いたのは、こんな人。
– 地方の中小病院に勤務する医事課畑出身の企画部門所属にする医療経営士2級。
– 名は、中神勇輝。2023年、医療経営士1級を受験予定。
– (可能なら中小企業診断士も受験する予定。)
– 趣味は、ドラムと家庭菜園と筋トレ(HIIT最高!)と読書。
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