【理論と実践】病棟への介護士配置と人手不足

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令和5年7月24日 病院経営の理論と実践 1898号

■病棟への介護士配置と人手不足

中神勇輝(なかがみゆうき)
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おはようございます。中神です。

〜今日のテーマ〜

本日の内容は、「病棟への介護士配置と人手不足」について考えてみます。

2024年度の診療報酬・介護報酬改定でも話題になりそうなテーマです。

まず状況を確認します。

急性期病棟における高齢者の増加、認知症患者・ADLの低下など、
治療だけではどうにもならない状況になってきています。

従来の看護配置だけでは対応できないので、病棟に介護士を配置するかどうか?
ということについて話題になっている病院も多いでしょう。

急性期病棟でさえ、入院患者の年齢層が高くなっています。
地域包括ケア病棟は尚更です。

サブアキュート
ポストアキュート
在宅復帰支援

の3つの役割を持つ、地域包括ケア病棟で、在宅につながる「介護」の視点は重要です。

とはいえ、介護士を採用するには、原資に加え、人手不足という課題もあり、簡単ではありません。

課題は、「介護業界でも人手不足と言われる中で、医療業界にも介護士の配置が可能なのか?」
という話です。

看護補助者の配置は診療報酬で点数が設定されていますが、同じく人手不足です。
なかなか人を採用できませんし、定着も難しいです。

それを踏まえ、我々は、どのような対策を取るべきでしょうか?

・給与整備
・キャリアプラン
・組織設計
・DX化・ICT化

といった病院で働きたいという意欲向上・環境整備・生産性向上の仕組みが必要と感じます。

そして、そもそも介護が必要となる前に対処するという介護予防、
健康促進の啓蒙活動という視点も持っておきたいところです。

医療提供、介護予防、健康促進がバランスよく関わり合う未来が求められますね。

以上です。では、また明日(^-^)v

(当該内容は、私の所属する組織とは一切関係はなく、全ての文責は私個人に属します。)

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この記事を書いたのは、こんな人。
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地方の中小病院に勤務する医事課畑出身の企画部門所属にする医療経営士2級。
名は、中神勇輝。2023年、医療経営士1級を受験予定。
(可能なら中小企業診断士も受験する予定。)
趣味は、ドラムと家庭菜園と筋トレ(HIIT最高!)と読書。