【理論と実践】少子高齢化における医療従事者不足の課題への対応は?
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令和5年11月18日 病院経営の理論と実践 2015号
■少子高齢化における医療従事者不足の課題への対応は?
中神勇輝(なかがみゆうき)
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おはようございます。中神です。
【将来の人手不足】
地域料構想における病床機能の転換は、患者の変化に着目されています。
それと同時に、少子高齢化は生産年齢の人口の減少も考える必要があります。
今後、地域で医療を提供し続けるとしても、
新たな事業を始めるにしても、
必要となるのは、「人材」の視点です。
少子高齢化で人手が不足します。
患者の数は、高齢化でしばらく高止まりします。
さらに、介護が必要な患者も増えます。
医療・介護需要に対し、人手が足らなくなります。
【どんな対策が考えられるか?】
医師や看護師が確保できるように、働き方改革の動きとの連動が必要です。
例えば、医師の宿日直許可の申請です。
あとは、機能(例えば、診療科や手術機能)の集約化による人材の集約化も重要です。
地域医療連携推進法人はその一つです。
また、法人化までは難しくても、例えば、在宅患者のバックアップ機能を
一緒にしましょう、といった協定を結ぶのも一つです。
診療報酬で、連携型の在宅療養支援病院という形式を取ることも有効でしょう。
国は、「病床の削減や統廃合ありきではなく、
地域の実情を踏まえ、取組みを進める」と考えています。
富山県は、「今般国が示した考え方(=病床の削減や統廃合ありきではなく、
地域の実情を踏まえ、取組みを進める)を十分に踏まえ
必要病床数にこだわらず協議を進めていく」と言われます。
地域の実情に合わせて、最適な医療を提供していく必要があります。
連携による医療資源の集約化も大事ですし、病院単体として働きやすい職場の構築も重要ですね。
以上です。では、また明日(^-^)v
(当該内容は、私の所属する組織とは一切関係はなく、全ての文責は私個人に属します。)
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この記事を書いたのは、こんな人。
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地方の中小病院に勤務する医事課畑出身の企画部門所属にする医療経営士2級。
中神勇輝。2023年、医療経営士1級を受験。無事1次は通過、次は2次試験。
(2023年、中小企業診断士の1次試験は無事通過。次は2次試験)
趣味は、ドラムと家庭菜園と筋トレ(HIIT最高!)と読書。