【理論と実践】入院医療の評価と、連携
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令和5年12月17日 病院経営の理論と実践 2044号
■入院医療の評価と、連携
中神勇輝(なかがみゆうき)
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おはようございます。中神です。
昨日の続きです!
令和6年度の診療報酬改定の基本方針が発表されました。
以下の1枚に全てが網羅されています。
https://www.mhlw.go.jp/content/12401000/001177119.pdf
【概要】
2番目の「ポスト2025を見据えた地域包括ケアシステムの深化・推進や
医療DXを含めた医療機能の分化・強化、連携の推進」について。
地域医療構想の直近の目標である2025年の後(あと)について、
「医療DXを推進し、今般の感染症対応の経験やその影響も踏まえつつ、
外来・入院・在宅を含めた地域全体での医療機能の分化・強化、連携を着実に進めることが必要」
と言われています。
【具体的方向性の1例】
○患者の状態及び必要と考えられる医療機能に応じた入院医療の評価
・増加する高齢者急性期医療のニーズや地域医療構想等を踏まえた、
患者の状態に応じた適切な医療資源を効率的に提供するための機能分化を推進。
その際、質の高い効率的・効果的な医療提供体制の構築という観点からも、
より適切な包括払いの在り方を検討。
病床機能報告や診療報酬改定による機能分化をさらに進める、といったところです。
中医協では、急性期の看護必要度のさらなる厳格化、平均在院日数の短縮などの話題も出ています。
高齢者急性期医療について、急性期病床で担当するのか、
地域包括ケア病棟のサブアキュート機能で担当するのか、
同じ入院基本料の中(同じ人員配置)で、どの程度の疾患を受けることができるか、
対応力の強化が求められそうですね。
【DPC期間の点数設定】
そして、DPCでも支払い方法に一部変更が行われそうですね。
「入院初期に投じられる医療資源投入量は、経年的に増加が見られる実態を踏まえ、
標準的な点数設 定方式Aについて、入院初期(入院期間Ⅰ)をより重点的に評価する体系に見直す。」
とあります。
DPC期間1について点数を増額し、期間2と3の期間の点数を下げる、ということです。
平均在院日数の短縮につながる点数設定です。
これらは自院に関係するところですが、
連携が叫ばれる昨今において、自院が持たない機能の部分についてもフォローし、
他に合わせた動きも求められますね。
以上です。では、また明日(^-^)v
(当該内容は、私の所属する組織とは一切関係はなく、全ての文責は私個人に属します。)
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この記事を書いたのは、こんな人。
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地方の中小病院に勤務する医事課畑出身の企画部門所属にする医療経営士2級。
中神勇輝。2023年、医療経営士1級を受験。無事1次は通過、現在は2次試験の結果待ち。
(2023年、中小企業診断士の1次試験は無事通過。現在は2次試験の結果待ち)
趣味は、ドラムと家庭菜園と筋トレ(HIIT最高!)と読書。