【理論と実践】訪問看護における BCP、虐待や身体拘束の防止(令和6年度介護報酬改定)

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令和6年3月30日 病院経営の理論と実践 2148号

■訪問看護における BCP、虐待や身体拘束の防止(令和6年度介護報酬改定)

中神勇輝(なかがみゆうき)
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おはようございます。中神です。

【はじめに】

令和6年度の診療報酬改定対応に奔走されている医療機関が多いことでしょう。
私もその一人です。

・急性期の厳格化と高齢者救急医療の受け入れ態勢の整備
・基本診療に対する賃上げ分の上乗せ
・負担軽減や連携を促進する取り組み・DX化の評価
・感染対策の労力を補填する加算
・生活や食事を支え、改善するための多職種の協働、地域との連携

を推進するために、新規点数の設定、既存点数の是正が加わったと感じます。

森(全体)を見て、木(個別項目)を見ていく必要があります。

【本日の項目】

訪問看護に関係するところで、以下の資料の概要の部分と単位数(一部)を抜粋しました。

算定要件等は、

・BCPにおいては、計画作成
・虐待防止においては、委員会の設置、会議、指針の設定
・身体拘束において、実施した場合の記録

などが求められています。詳細は、以下よりご参照ください。

https://www.pref.toyama.jp/documents/39608/11_r6houmonkango.pdf

1、業務継続計画未策定事業所に対する減算の導入

・概要【全サービス(居宅療養管理指導★、特定福祉用具販売★を除く)】

○感染症や災害が発生した場合であっても、
必要な介護サービスを継続的に提供できる体制を構築するため、
業務継続に向けた計画の策定の徹底を求める観点から、
感染症若しくは災害のいずれか又は両方の業務継続計画が未策定の場合、
基本報酬を減算する。【告示改正】

<現行> なし
<改定後> 業務継続計画未実施減算
施設・居住系サービス 所定単位数の100分の3に相当する単位数を減算(新設)
★その他のサービス 所定単位数の100分の1に相当する単位数を減算(新設)

2、高齢者虐待防止の推進

・概要

○利用者の人権の擁護、虐待の防止等をより推進する観点から、
全ての介護サービス事業者(居宅療養管理指導及び特定福祉用具販売を除く。)について、
虐待の発生又はその再発を防止するための措置(虐待の発生又はその再発を
防止するための委員会の開催、指針の整備、研修の実施、担当者を定めること)が
講じられていない場合に、基本報酬を減算する。
その際、福祉用具貸与については、そのサービス提供の態様が他サービスと異なること等を踏まえ、
3年間の経過措置期間を設けることとする。 【告示改正】

〇施設におけるストレス対策を含む高齢者虐待防止に向けた取組例を収集し、
周知を図るほか、国の補助により都道府県が実施している事業において、
ハラスメント等のストレス対策に関する研修を実施できることや、
同事業による相談窓口について、高齢者本人とその家族だけでなく介護職員等も
利用できることを明確化するなど、高齢者虐待防止に向けた施策の充実を図る。

<現行> なし
<改定後> 高齢者虐待防止措置未実施減算
★所定単位数の100分の1に相当する単位数を減算(新設)

3、身体的拘束等の適正化の推進

・概要【イ:訪問系サービス★、通所系サービス★、福祉用具貸与★、特定福祉用具販売★、居宅介護支援★】

○ 身体的拘束等の更なる適正化を図る観点から、以下の見直しを行う。
イ 訪問系サービス、通所系サービス、福祉用具貸与、特定福祉用具販売及び居宅介護支援について、
利用者又は他の利用者等の生命又は身体を保護するため緊急やむを得ない場合を除き、
身体的拘束等を行ってはならないこととし、身体的拘束等を行う場合には、その態様及び時間、
その際の利用者の心身の状況並びに緊急やむを得ない理由を記録することを義務付ける。【省令改正】

【所感】

非常時における業務継続計画や、虐待防止、身体拘束の防止は、 診療報酬でも重要視されています。

令和6年度の同時改定において、同様の課題を解決しようとされています。
病院のことを中心に考えていると、どうしても介護の部分まで視野が広がりません。
私自身、自分の法人に介護サービスを行う事業所がなければ
確認することはなかったというのが正直なところです。

ただ、医療を語る上でも、介護は切っても切り離せませんので、
引き続き、情報を確認していきたいと思いますね。

以上です。では、また明日(^-^)v

(当該内容は、私の所属する組織とは一切関係はなく、全ての文責は私個人に属します。)

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この記事を書いたのは、こんな人。
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中神勇輝。地方の中小病院に勤務する医事課畑出身の企画部門所属。
2023年、医療経営士1級に合格!
2023年、中小企業診断士の1次試験の2次試験は突破、次は登録。
趣味は、ドラムと家庭菜園と筋トレ(HIIT最高!)と読書。