【理論と実践】医療とポジショニング・マーケティングミックス

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令和6年6月6日 医療・介護経営の理論と実践 2216号

■医療とポジショニング・マーケティングミックス

中神勇輝(なかがみゆうき)
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おはようございます。中神です。

【はじめに】

中小企業診断士試験に合格後、実務補習に向けて準備中です。
あらためて試験内容を振り返り、最低限の知識体系を整理したいと思います。
「企業経営理論」から「医療とポジショニング・マーケティングミックス」の視点で見てみましょう。

(参考資料:TAC出版 中小企業診断士 最短合格のための要点整理ポケットブック)

【本日の内容】

1、マーケティングのマネジメントの流れ

まずは、環境分析です。
次に、目標設定です。
そして、市場の細分化(セグメンテーション)、
ターゲットの選定、
市場のポジショニング、
マーケティングミックスへと繋がっていきます。

今回は、「医療とポジショニング・マーケティングミックス」について確認してみましょう。

2、市場のポジショニング

市場のポジショニングとは、消費者の中で占めているその製品に対する位置づけのことです。

これを医療機関で考えると、どうなるでしょうか。

単価と患者数という2軸で見たり、
医療機能や待ち時間、診療密度別などで見ても良いでしょう。

単価が高い、とは、診療密度が高い、とも言えます。
それだけ一人一人にかけている時間が長くなるので、待ち時間も長くなりやすいです。

高度急性期や急性期などは、自ずと、診療密度が高くなりやすいですし、
クリニックは、病院と比べて手術や検査等は少ないので、診療密度は低くなります。

患者数は、どれだけの医師がいるのか、どれだけの医療機能を持っているか、
どんな患者を診療しているかで分かれるでしょう。
病院だけでなく、クリニックでも待ち時間が長いところは長いです。

自院は、どのようなポジショニングをしているでしょうか。
診療科や病棟機能によっても変わりますので、さまざまな切り口で見てみると良いでしょう。

3、マーケティングミックス

どのようなポジショニングを目指すか、によって、
その後のプロセスである、マーケティングミックスも変わります。

いわゆる4Pです。

・製品やサービスである「プロダクト」
・価格である「プライス」
・チャネル、販売先である「プレイス」
・広告等である「プロモーション」

医療機関において、特に考える必要があるのは、
「プロダクト」、「プロモーション」でしょう。

プライスは、公定価格で決まっているので、差別化戦略は困難ですし、
プレイスは、地域性が高く、市場が限定されやすいので、戦略に反映しにくいです。
(ただし、その分、最初の立地戦略は、めちゃくちゃ大事です)

地域が求めるニーズ、住民、患者、利用者(介護)の声を聞き、
それを満たし、価値を提供できるプロダクトは何か、
それらのプロダクト(医療機能・サービス)の存在をいかに適切に、求めている人に届けるか。

極めて大事な視点でもあり、基本とも言える部分ですね。

以上です。では、また明日(^-^)v

(当該内容は、私の所属する組織とは一切関係はなく、全ての文責は私個人に属します。)

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この記事を書いたのは、こんな人。

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中神勇輝。地方の中小病院に勤務する医事課畑出身の企画部門所属。
2023年、医療経営士1級に合格!
2023年、中小企業診断士の1次試験の2次試験は突破、次は登録。
趣味は、ドラムと家庭菜園と筋トレ(HIIT最高!)と読書。

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